実際どうなの?ランサーズの「認定ランサー」になって変わったこととメリットを解説
副業をする人の数が圧倒的に増えた昨今、クラウドソーシングのサービスを使って仕事を受注している人も多いだろう。
中でも有名なのが「ランサーズ」と「クラウドワークス」だ。
かく言う僕も両方のサービスを使っていて、ランサーズでは「認定ランサー」になって3ヶ月以上が経つ。以下がその証だ。
しかしこの認定ランサー、実際になったらどう変わるんだ? と思う人も多いだろう。
そこで今回は、認定ランサーになったら何がどう変わるのかについて解説する。
- 認定ランサーになると稼ぎとかが大きく変わるものなの?
- 認定ランサーになるメリットってどんなものがある?
- そもそもどうやって認定ランサーになるの?
ランサーズの認定ランサーがどんなものなのか知りたい人の参考になるだろう。
なお、ランサーズ以外だとクラウドワークスもオススメ。こちらも良い案件が多いので、併用して使うと良いだろう。
ランサーズの「認定ランサー」はそれほど案件獲得に有利なわけではない
認定ランサーに憧れを持っている人には申し訳ないが、結論から先に言えば、認定ランサーになったからといって案件獲得で有利に働くことはほとんどない。
いやいやちょっと待ってくれよ。最上位ランクなんだから違うだろぉ!?
と思う人もいるだろうが、まぁ落ち着いてくれ。
大前提として、ランサーズの認定ランサーは在籍している各ジャンルのライターの中で上位20%に送られる称号だ。
ランサーズに所属した人は、まずレギュラーから始まり、ブロンズ、シルバーを経て認定ランサーへと至る。
詳しくはこちらを参照されたし。
基本的にラングが上がれば上がるほど、案件を誰かに打診したいと考えているクライアントにとって見やすい情報になっていく。
というか、ランクが上がる条件のひとつにステータスの充実が入っている。もう必須だ。
そのため基本的にステータスをしっかり書いている人にとってはほとんど変わらなくなる。
実際、体感で案件獲得しやすくなったと感じたことはない。
ただ、認定ランサー限定の案件があるので、それを狙えば多少獲得しやいかな? という程度だ。
ランサーズでは「認定ランサー」であるからといって選ばれやすいということはない
認定ランサーになったからといって、選ばれやすいのかと言われたらそうでもない。
むしろクライアントとして欲しい人の条件に入っていないことすらある。
認定ランサーとはあくまでも仕事に真摯に向き合ってきた証であり、そんなものは基本的にみんな同じだからだ。
昔、会社の上司に「真面目なんてのは評価にならない。だってみんな真面目やからな」と言われたが、その通りである。
仕事なんだから真面目にやって当たり前。
真面目にやらない奴は淘汰されていくんだから、そりゃ何の基準にもならない。
選ぶなら「認定ランサー」はひとつの要素でしかない
認定ランサーは、ランサーズがつけている称号なだけであって、実績によって与えられるランクだ。
クライアント側からするとある程度の信頼感は確かにあるのだが、逆に言えばそれだけでしかない。
確かに案件途中にバックれるような奴は万死に値するし、そんな奴を仕事をしたくない気持ちは痛いほどわかる。
その分、認定ランサーは仕事の完遂率も高いから「私、失踪しないので」と表明しているようなもの。
つまり、納品はしっかりしてくれるなという判断基準にはなってくれる。
だが、それだけだ。
クライアントは無数の情報を元に「この人なら」と思ってお金を支払う。
だから、認定ランサーであるからといって選ばれるわけではないのだ。
大切なのはその人の得意ジャンル
選ぶ側にとって一番重要視したいのは、その人の得意ジャンルだ。
自分の書いて欲しいジャンルに精通している人の方が、内容的にも深く書けるし、その人ならではの視点を持つことができる。
一方で得意ジャンルでない人の場合、どうしても内容がある程度までしか深掘りできない。
これは実際に新しいジャンルに挑戦したことのある人ならわかるだろう。
そのためこのジャンルで仕事を任せたいと思った場合、認定ランサーではないが得意ジャンルな人と、認定ランサーだけど得意なジャンルでは無い人なら、得意ジャンルな人に仕事を任せることになる。
もちろんその人の評価が恐ろしく低かったりした場合は別になるが、そうでない限りそちらで選ぶ方が賢明だ。
その場合、判断材料として大切になってくるのがプロフィールなため、先述したようにプロフィールを充実させている方が良いというわけ。
とにかくプロフィールを充実させまくっている奴が最終的に勝つ。
提案時のメッセージやポートフォリオの方が大事
案件募集に提案する際のメッセージやポートフォリオをしっかり書いておくのも大切だ。
ランサーズの場合、定型文が作れるからある程度はそれでいいだろう。
僕の場合、ひとつ作ってそれを案件に合わせて細部を変えている。
ポートフォリオはランサーズ内で作るのが面倒くさいから、このブログのポートフォリオをそのまま貼り付けているが、別にそれでランサーズから何か言われたことはない。
提案してきた人がどんな経験をしてどんなものを作ってきたのかは非常に重要な部分だから、ポートフォリオに詳しく書くのがオススメ。
逆に提案時のメッセージは短く主旨が伝わるような内容だと良い。
これらふたつを駆使することで、認定ランサーでなくても案件は余裕で取れる。
ランサーズの「認定ランサー」になって変わったこと
ここまで認定ランサーってそんなに旨味が無いと言い続けてきたが、変わったこともある。
それが、圧倒的に相談件数が増えたことだ。
僕の場合は少ないが、2週間に1件くらいは相談をいただける。
これまで営業ばかりかけていた身からすると地味に嬉しいポイントだ。
クラウドワークスの場合、体感的に相談に来るのは微妙な案件ばかりだが、ランサーズはしっかりした案件ばかりなのでそこれは安心していい。
むしろなんでクラウドワークスはそうなるんだって人の方が多い気がしている。
ともあれ、認定ランサーになると確実に案件相談が増えるので、ランサーズをメインに頑張りたいという人は認定ランサーを狙うと良いだろう。
ランサーズの「認定ランサー」になる方法
ランサーズで認定ランサーになる方法は、ランサーズ内でも発表されているが、以下の条件を満たせばOKだ。
- 獲得報酬額:各カテゴリの上位20%
- クライアントからの評価:4.8以上
- 仕事完了率:90%以上
- タスク承認率:90%以上
- 24時間以内のメッセージ返信率:80%以上
- ランサーズへのログイン:最終ログインが1ヶ月以内
- 確認証やプロフィールの登録:プロフィール写真や表示名などのプロフィール項目全て
数字だけ見ると難しそうに感じてしまうが、1件1件の仕事に真摯に向き合って納品していれば誰でも達成が可能な条件でもある。
副業でランサーズを利用している人は難しいかもしれないが、専業で利用しているならよっぼどのことが無い限り認定ランサーになれるだろう。
僕も正直、気がついたらいつの間にか認定ランサーになっていた。
ただ、ランサーズはあくまでもクラウドソーシングなため、報酬面や中抜きが嫌な場合は無理してならなくてもいい。
直接取引の方が信頼面でも報酬面でも遙かに良いからだ。
裏を返せば、認定ランサーはランサーズにとってお金を生み出してくれる人でもある。
仕事をすればするほど、ランサーズにお金が入るわけだからね。
ランサーズの「認定ランサー」になる特典
認定ランサーは何も仕事面で優遇されるばかりじゃない。
中でも一番良い特典が「Lamcersクラブオフ」だ。
どういうものかというと、国内宿泊や海外宿泊、レジャー、ショッピングが優待価格で利用できる会員限定のサービスとなる。
良くある会社の福利厚生サービスと同じで、「Benefit Station」など名前を聞いたことがある人も多いだろう。
フリーランスの場合、ああいった福利厚生サービスを使えないため何だか損した気分になるのだが、認定ランサーになるとそうした福利厚生サービスを利用できるわけだ。
もちろん期限があるため継続して利用するなら認定ランサーを維持しなければいけないが、積極的に利用することで恩恵を得られるのは間違いない。
また、渋谷にある「コワーキングスペース」も無料で利用することができる。
ただこれはそこまで気軽に行ける人限定なため、享受できる人はほとんどいないだろう。
地方在住者は大人しく家かコメダで作業するのみである。
ランサーズの「認定ランサー」はステータスではあるが目指すようなものではない
ランサーズの「認定ランサー」はランクとしては一番上だが、なったところで案件獲得で有利に働くわけでもない。
案件を獲得したいのなら、自分が得意なジャンルを中心に活動する方が遙かに確率が高くなる。
そのため様々なジャンルを手広くやっている人にとってはあまり恩恵を享受できないだろう。
また認定ランサーになるのは難しいようにも感じられるが、ひとつひとつの仕事に真摯に向き合っていれば誰でも到達できるランクでもある。
そのためフリーランスでランサーズを利用しているのなら、狙ってみるのはアリだ。
認定ランサー特典の「Lancersクラブオフ」も福利厚生サービスとしては優秀なので、是非使ってみてくれ。
ただ、田舎者にはあまり恩恵を受けられないので注意。
滋賀の中でも出前ひとつ頼めない田舎に住んでいると、全く使えなかったのを最後に記しておく。
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