細書き好きの救世主。PILOT『ジュースアップ3・4』は細書き多色ボールペンの最適解【レビュー】
細書きボールペンといえば、ジュースアップを思い浮かべる人も多いだろう。
かくいう僕も大好きで、ハッキリした色味が欲しい時は必ずジュースアップを手に取る。
そんなジュースアップから3色と4色の多色ボールペン「ジュースアップ3・4」が発売された。
さっそく購入して1ヶ月以上使ってみたのだが、非常にクオリティの高い多色ボールペンで驚いた。
今回はそんな「ジュースアップ3・4」をレビューしていく。
- 0.4mmの多色ボールペンを探している
- 発色の良いインクを使った多色ボールペンってある?
- ジュースアップが好きなんだけど、多色の方って何か変わった?
以上のような疑問を持っている人の参考になるだろう。
なお、個人的に何かメモを取る際に必ず使うほど気に入っている。オススメだ。
PILOT『ジュースアップ3・4』は細書き好きにオススメしたい多色ボールペン
ジュースアップ3・4は、色の本数によって名前が変わる。
僕が持っているのは3色のタイプのためジュースアップ3。
4色の方を買わなかったのは、単純に緑色のインクを使うことがないからだ。誰か使う場面を知っていたら教えて欲しい。
そんなジュースアップ3だが、その字幅は0.4mmしかないのが特徴だ。
0.3mmでは細すぎるが、0.5mmだと太すぎる。
そんなニーズにバッチリ応えてくれるのがジュールアップ3と言ってもいいだろう。
ジュースアップの中でも0.4mmは人気があるようなので、太さはそこから選ばれたのだと思う。
手帳やノートに細かい字を綺麗に書きたい僕みたいな人間にとっては、とても嬉しい字幅だ。
特に多色ボールペンの利点である「複数の色を1本で使い分ける」のは、ジュースアップ3の最大の魅力といっていい。
ジュースアップの特徴であるインク(PILOTではインキと言う)の発色の良さもあって、細字なのに字がハッキリ見えるのも嬉しいポイント。
細書き愛好家はもちろん、手帳やノートに書き込める発色の良いボールペンを探している人にはピッタリなボールペンなのである。
PILOT『ジュースアップ3・4』 レビュー
ではさっそくジュースアップ3の紹介をしていく。
ぶっちゃけほとんど欠点がないので安心してくれ。
字幅は0.4mmだけ
人によってはマイナスポイントかもしれないが、個人的には一番使いやすい字幅なため嬉しいポイント。
というか手帳やノートに書き込む際、ほとんどの人が0.38mmを使っているだろうから、0.02mmなんてもう誤差の範囲だろう。
ペン先もシナジーチップ採用のため字が見やすく、細かい字を書いていてもペン先で見えないなんてことが起こらない。
単色のジュースアップと同じペン先なので、そちらを愛用している人からすると感覚がわかりやすいと思う。
細書きに適したペン先なため、ストレス無く筆記できるのは1ヶ月間毎日使って実感している。
種類は3色と4色
ジュースアップ3・4の色は以下にわけられる。
- 黒
- 赤
- 青
- 緑(4のみ)
オーソドックスな色なため、仕事やノートで使っていて困るというケースにはまずならない。
一方で手帳にアホみたいに色分けして書き込んでいる凝り性の人は物足りなくなるので注意。
カラフルであればあるほど色が足りなくなるため、単色の方が使い勝手が良いとなりかねない。
反面、そういう人でもない限り、黒や赤といった基本的な色が揃っているので不満に感じないだろう。
注意点として、青は青空のような色なので、ブルーブラックのような色を期待していると肩すかしを食らう。
色味がどうしても気になる際は、店頭で試し書きをしてみるのをオススメする。
なお、各色リフィルもあるため、インクが足りなくなったら買い足すことも可能だ。
ボディは非常にスリム
ジュースアップ3・4のボディは非常にスリムだ。
上記の写真は実際に比べてみたものだが、単色のジュースアップと太さがほとんど同じなのが見て取れるだろう。
ブレンの時もそうだったが、単色と同じ太さの多色ボールペンは非常に使いやすい。
ジェットストリームなんかは無駄に太くなっているため細軸の方が持ちやすい層には不満でしかなかったが、ジュースアップ3・4は単色のジュースアップと同じ感覚で使えるのが嬉しいポイント。
更に言うと、長さも微妙にだがジュースアップ3・4の方が短い。
これはポケットに入れて持ち運ぶ際には地味だが嬉しい。
PILOTの気遣いが垣間見える。
ありがとう、PILOT。
インク(インキ)の発色は良し
ジュースアップと言えば鮮やかな色味が特徴だ。
その多色ボールペンであるジュースアップ3・4も同様に色味がハッキリしている。
色味がハッキリしているということは記憶に残りやすいのはもちろん、手帳やノートに書き込む際にも重要なポイントがすぐに目に飛び込んでくるため覚えやすいという利点がある。
耐水性・耐光性にも優れているため、長期保存にも向いている。
唯一向いていないのは複写式くらいだ。
気になるポイント①:筆圧が強いとペン先の強度が不安になる
ジュースアップ3・4は何も手放しで全てが良い訳じゃない。
実際に使っていて不安に感じた部分としては、筆圧を強くかけた際のペン先だ。
シナジーチップを採用しているのもあって、強度的に不安を感じてしまう部分が多々あった。
まぁ筆記時に力をかけなければいい話なのだが、無意識に筆圧をかけている人は要注意。
筆圧の強い人がジュースアップ3・4を使っていると、シャーペンの芯を折れるか折れないかくらいの長さまで出して書いているような不安を覚える可能性がある。
これも試し書きができるなら店頭で一度触ってみた方が良い。
感覚的にOKなら買って損はしないだろう。
気になるポイント②:インク(インキ)の量が基本的に少ない
多色ボールペンあるあるなのだが、複数の色が入っているためどうしてもインクの量は単色と比べると少なくなる。正直、爆速で無くなる。
その分、単色ボールペン分の金額を払ってインクの少ないリフィルをまた購入することになるのだが、便利さをお金で買っているのだから仕方ない出費だ。
毎日ヘヴィに使う人ならすぐにインクが無くなってしまう可能性が高いため、予備のリフィルを常に持っておくといった対策をしておくといいだろう。
なお、僕の場合は1週間かからずに満タンだった黒が無くなった。
会議中にメモを取っていたりすると本当にすぐ無くなるので、リフィル代にお金をかけられないのなら単色が断然オススメ。
PILOT『ジュースアップ3・4』を使っているみんなの声
では実際にジュースアップ3・4を使っている人はどんな感想を持っているのだろうか。
以下がTwitterから集めた感想となる。
PILOTの多色ボールペン『ジュースアップ3』と『ジュースアップ4』。購入したときにはそこまで何も感じていなかったんだけど、改めて他の多色ボールペンと比べると軸経が11mm弱という圧倒的にスリムさはこのペンの強みになっていると思う。#ジュースアップ #PILOT #パイロット #多色ボールペン pic.twitter.com/0d0QzTY549
— レフログ (@maayan_lefty) January 22, 2022
https://twitter.com/otomezanofrozen/status/1469813554379632640?s=20&t=YDi6mj7Shf49RBSbdApi-Q https://twitter.com/komischrk/status/1469279137642971142?s=20&t=YDi6mj7Shf49RBSbdApi-Qこないだ東急ハンズでたまたま見かけたジュースアップ3と4。多色なのに軸の細さのエグさが忘れられず、改めて地元のイオンで購入。3と4迷ったけど4でも手帳のペンホルダーに入るから4にした!ちなみに本当は税込660円らしいんだけど、イオンは税込591円でした。→ pic.twitter.com/0X3eCbj2eJ
— 綾鷹🍑テクニカルサポーターズ (@Aytkocha) December 28, 2021
このように大体みんなテンションぶち上げている。
特に手帳に書きやすい点を評価している声が多く見られた。
やはり手帳に使う多色ボールペンとしてジュースアップ3・4は非常に優れていると思っていいだろう。
PILOT『ジュースアップ3・4』は欠点らしい欠点のない優等生な多色ボールペン
ジュースアップ3・4は単色のジュースアップと同じ太さの軸でありながら、長さを少し短くし取り回しやすく作られた多色ボールペンだ。
ペン先の太さとインクの発色の良さも相まって、手帳に書き込むには最高の相棒となってくれるだろう。
気になる点として筆圧を上げているが、手帳の場合そこまで筆圧を書けずに書く場合が多いため、自然と解消してくれる。
欠点としてはインクの量が少ないことくらいなので、仕事で使いやすい多色ボールペンを探している人には是非オススメしたい。
反対に、手帳やノートにいろんな情報を色分けして書き込んでいる人には、よりカラーが豊富に用意されている単色のジュースアップの方が使い勝手が勝る。
ともあれ大多数の人にとってはジュースアップ3・4はめちゃくちゃ使いやすい多色ボールペンなので、是非一度使ってみて欲しい。
特に細書き好きの人は要チェックだ。