【シャ-プ&イレイサーSHARM】「書く」「消す」の二刀流。作業効率アップにオススメ【レビュー】

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サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

シャーペンと消しゴムが一緒になってたらなー、なんて思ったことがないだろうか。僕はある。だって面倒なんだもん、間違えたら近くの消しゴムを取って使うの。

「いやいや、それならシャーペンのキャップを外したらあるやんけ!」と言う人もいるだろうが、あんなもんはオマケだ。実用的じゃない。

サンスター文具の「シャープ&イレイサーSHARM」(以降、SHARMとする)は、そんな悩みを解決してくれるシャーペンだ。何しろ、バッチリ消える消しゴムを2つも搭載している。神かな?

今回はそんなSHARMを3ヶ月ほど使ったので、どういったシャーペンなのかをレビューしていく。以下の人の参考になるだろう。

  • シャーペンと消しゴムが一体化した文房具を使いたい
  • いちいち消しゴムに持ち帰るのが面倒くさい
  • ボールペンはいらないけど多機能ペンは使いたい

それでは、さっそく見ていこう。

あさき

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目次

サンスター文具『シャープ&イレイサーSHARM』は「書く」「消す」が1本となった文房具

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

サンスター文具の「シャープ&イレイサーSHARM(シャーム)」は、「書く」と「消す」を両立させた多機能ペンだ。シャーペンと消しゴムだから、シャーム。実にわかりやすい。

使うにあたって気になるのがそれぞれの太さだが、以下のサイズとなっている。

  • シャーペン:0.5mm
  • 消しゴム:2.0mm

シャーペンに関しては一般的な太さだ。クルトガやオレンズのように特別な機構があるわけじゃないから、普通のシャーペンとして使える。

一方の消しゴムは、かなり細い。2.0mmって太いように感じるけど、mmだ。cmとは違う。1cmの1/5ほどの太さしかない。

使うとわかるんだけど、細かい部分を消すのにちょうど良いサイズの消しゴムだ。大は小を兼ねると良く言うけど、大きいと細かい部分には手が届かない。乗用車と軽自動車みたいなものだ。

しかも消しゴムはSHARMの上部にもついているから、好きな方を使える。上についている消しゴムが少し大きいのもあって、広い部分を消すのに重宝する。

まさに、「書く」と「消す」を両立させたキャッチコピー通りの多機能ペンなのだ。

サンスター文具『シャープ&イレイサーSHARM』レビュー

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

さっそくSHARMについて見ていこう。3ヶ月以上使ったから、実際に使う際の感覚に近いのは間違いない。購入の参考にしてくれれば幸い。

シャーペンと消しゴムをすぐに切り替えられる

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHARMは、シャーペンと消しゴムをすぐに切り替えられる。多機能ペンと同じ機構を採用しているから、「あ、間違えた!」と思ったら本体上部を回すだけでいい。もちろん芯は出したままでOK

消しゴム部分も必要分が出ているから、使うためにノックも必要無い。スムーズに消す動作まで移行できるのだ。

もし消す部分が大きいのなら、本体上部を回さずに上のキャップを取れば大きい消しゴムが鎮座している。書く・消すを1本で完結させているのが、使いやすさに拍車をかけている。

コンセプト通りに使いやすいシャーペンだ。SHARMを使っている間は、普段使っている消しゴムをほとんど使わなかったほどだ。この便利さは1度味わうとなかなか抜け出せないので、注意すべし。

軽くて疲れない

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHARMの特徴は、なんと言ってもその軽さだ。芯を中に入れても10gと、訳分からんくらい軽い。そのおかげで、全く手が疲れない。芯を減らすと、9gになるらしい。かっる!

9gを実現しているシャーペンはそれほど多くなくて、僕の知る限りだとステッドラーの「シャープペンシル 925 75 カラーズ」くらいだ。9gより軽いシャーペンは除く。

筆記用具を使う際に“重さ”は結構重要で、疲労度にも直結する。シャーペンより軽い筆記用具の代表格として鉛筆があるけど、鉛筆の方が書いていて疲れないのは、重さが1つの原因だ。だって4gくらいしかないんだもの。軽すぎぃ!

SHARMの主なターゲットは、おそらく学生。学生にとってシャーペンは日常的に使う筆記用具だ。何しろ勉強がある。社会人にももちろんあるよ?

勉強にかける時間は各々差があれど、全く勉強しない強者は早々いない。テスト前は一夜漬けを含めて勉強する学生がほとんどだ。そんな時、少しでも腕に負担をかけずに字を書けるSHARMの軽さは、非常に魅力的だ。

9gという重さは、軽くて疲れない絶妙な数値だと言える。

消しゴムが細くて使いやすい

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHRAMの先端に搭載されている消しゴムは、細い。その直径はなんど2mm。細かい字でもピンポイントに消せる

細かい字を書いていると良くあるのが、隣の字を巻き込んで消してしまうこと。微妙に消えているのが気にくわないから、消えた部分だけ書き足すなんて良くある。微妙にバランスが崩れるから、結局全部書き直したりとかね。

でもSHARMならそんな気苦労はいらない。消しゴムが細いからだ。2mmしかないから、まず周囲の字を巻き込まない。消したい部部だけを消せるのだ。

このストレスフリーさは、スティック型の消しゴムと同じ。あれが多機能ペンに搭載されていると認識してOK。

勉強はもちろん、手帳でも問題無く使える。一時期だけ試しに使ってみたけど、ストレスフリーだった。ピンポイントで消せるの最高すぎる。

消える力も申し分ないので、実用的な消しゴムと言える。

太い消しゴムも完備

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHARMの消しゴムは細いものしかないって? ははは、ちゃんと太い消しゴムも完備しているさ!

シャーペンだとボディ上部に申し訳程度の消しゴムが搭載されているが、SHARMでももちろん搭載している。しかも太い。

参考までに他のシャーペンの消しゴムと比較したのが以下。

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」
他のシャーペンと比較したのがこれ。明らかにSHARMだけ消しゴムが大きい

長さはそこまでじゃないけど、明らかに太いのがわかる。

この消しゴムによって、字の一部を消したい場合は細い部分を使って、大きく消したい場合は太い方を使う、なんて方法も可能。状況によって使い分けるって、何だかプロみたい。

消す力も実益に足るものなので、安心して使って欲しい。

グリップが少しデコボコしていて持ちやすい

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」
画像引用:サンスター文具「SHARM」公式サイト

SHARMのグリップは、樹脂製だ。ゴムは金属は一切なく、ストレートなデザインとなっている。

樹脂製だと滑るんじゃないのぉ?

ご安心あれ。全く滑らない

以下のグリップ部分を良く見て欲しいのだが、細い海苔みたいな加工が施されている。

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

この海苔が指を吸い付けてくれるので、滑らずに筆記し続けられるのだ。

グリップが金属やグリップだと、体質的に使えない人もいる。僕は金属アレルギーがあるから、金属のグリップだと長時間筆記できないのだが、SHARMだと安心して字が書ける。

デコボコ具合も触って分かる程度だから、デザイン面を崩していない。非常に持ちやすいグリップだと言える。

ボディカラーは5種類

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」
画像引用:サンスター文具「SHARM」公式サイト

SHARMのボディカラーは5種類ある。以下。

  • ホワイト
  • ブラック
  • サンドグレー
  • すもーキーブルー
  • スモーキーピンク

この中で定番色なのはホワイトとブラックのみ。他は限定カラーになるから、見つけたら即購入しよう。

ちなみに僕が持っているのはブラック。店頭にホワイトとブラックしかなかったから、とりあえず選んだ感じ。汚れが目立たないのは正義なのだ。

カラーはどれも馴染み深い色合いだから、自分の好きなカラーを選ぼう。

芯は0.5mmのみ

SHARMが対応している芯の太さは、0.5mmだけだ。細い字が好きな人には残念なお知らせ。

ただ、0.5mmは一般的に多く利用されている芯だけだって、芯が切れた際に補充しやすいメリットがある。これは大きい。コンビニにも100均にも必ず置いてある。“もしも”の時に頼りになる太さだ。

また、人に見せる際も0.5mmだと読み取ってもらいやすい。近視の人間からすると、太い字幅で書かれている方が見やすいのでありがたかったりする。

手帳を書くのに使おうと思っている人だと、少し太く感じる可能性はあるものの、ぶっちゃけ慣れる。0.5mmなりの書き方に矯正されていくからだ。

いずれにせよ0.5mmという使いやすい芯の太さを採用しているので、利便性の意味でもSHARMはオススメだ。

サンスター文具『シャープ&イレイサーSHARM』の気になる点

SHARMには気になる部分ももちろんある。ここからは、実際に使って気になった部分を紹介する。購入の際の参考にしてくれると幸い。

芯を替えるのがちょっと面倒

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHARMのシャーペンは、芯の交換がちょっと面倒くさい。というか、多機能ペンに搭載されているシャーペンの宿命なのだけども。芯が無くなったらペン先から追加するしか方法がない

苦にならない人はそれでいいんだけど、縫い針に糸を通すのすらままならない僕にとっては、非常に辛い。先端がブレる。入ったと思ったら入っていなくて「ああぁぁぁぁっ!!」ってなったことが何度もある。悔しい。

先端の銀色を引っ張れば芯を入れられるので、芯を入れ替える際はそっちを活用する方法がオススメ。ただ、どちらにせよ細い部分に芯を入れるのは変わりないから、手間は手間。目が悪いとこういう部分が辛い。

機構から見ても、シャーペンの上部から芯の交換はできない。地味に手間なので、覚えておこう。

なお、消しゴム部分の交換はストレスフリー。古くなった消しゴムを引っ張り出して、新しい消しゴムを同じ部分に突っ込むだけだから、めちゃくちゃ楽だ。

シャーペンの芯だけ、交換をちょっと面倒に感じる場合がある点だけは、覚えておこう。

広範囲を消すのには向いていない

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHARMの消しゴムは、細かい部分を消すのに特化している。大きな消しゴムももちろんあるのだが、以下の写真を見てくれればわかるように、補助的なサイズだ。

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

そのため、広い範囲を消す時にはあまり向いていない。普通の消しゴムを使った方が、遙かに効率的に消せる。

餅は餅屋と良く言うが、SHARMの消しゴムも同じ。咄嗟の場合にすぐ使える消しゴムとして活用すると良いだろう。

ボディが社会人向けじゃない

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」社会人向けじゃない

人にもよるのだが、SHARMのボディは社会人向けじゃない。少なくとも、商談などで使うには向いていないデザインだ。商談でシャーペンを使うことはあまりないと思うが、人の前で使うとなると、どうしてもデザイン面で違和感を覚えてしまう。

例えば、試しに以下の画像で比較してみる。上から、SHARM・S10・オレンズメタルグリップタイプだ。どれも同じ価格帯である。

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

やはり社会人として使うには、少し難しい。

ではどのような場面なら使えるのかと言うと、勉強やアイデア出しだ。学生はもちろん勉強に。社会人でも勉強や仕事のアイデアを出す時に使える。こらっ、勉強をしていないからといって目を背けるんじゃない。

SHARMは大人が人前で使うには、少し難しいデザインだ。一方で、それ以外でなら全く問題無く使える。むしろ気軽に使える消しゴムがついているから、便利ですらある。

僕みたいに個人事業主として家で働いている人間からすると、他のシャーペンより使いやすいまである。使う状況さえがっちりハマれば、最高の相棒となってくれるだろう。

ボディを見て「大丈夫、使える」と思うのであれば、活躍してくれる1本だ。

サンスター文具『シャープ&イレイサーSHARM』がオススメの人

SHARMはシャーペンと消しゴムが一緒になった機能的な文房具だ。使いやすいことは間違いない。3ヶ月以上使って実感した。

一方で、オススメできない人もいる。ここからは、SHARMがオススメの人/オススメじゃない人を紹介する。購入の際の参考にして欲しい。

オススメの人オススメじゃない人
良く字を書き間違えて消しゴムを使う人
勉強用に使えるシャーペンを探している人
消しゴムに毎回持ち返るのが面倒な人
学生
商談などで使えるシャーペンを探している人
大人っぽいシャーペンを使いたい人
消しゴム単体で使いたい人
ペン先がホールドされたシャーペンを使いたい人

以上のようになる。周囲の目を気にしない人やフリーランスや個人事業主、もしくは学生にオススメだ。集中力を切らさずに筆記できるメリットを、最大限に享受できる

一方で、商談などで使えるシャーペンを探している人にはオススメできない。ああいった場所は、見栄を張ってなんぼだ。もう少しお金を出して、良い文房具を見せびらかした方が侮られないで済む。

また、消しゴムは消しゴム単体で使いたい人にも、あまりオススメできない。餅は餅屋な人だ。「消しゴムの方が消す能力に特化しているんだから、使いやすいでしょ?」というタイプ。仰る通り。僕も同意見だ。

SHARMの消しゴムは良く消えるし使いやすいんだけど、補助的なポジションでもある。メインで使う消しゴムが別にあるのなら、無理をして使う必要はない。

現在、自分がどのような環境でシャーペンを使っているのかを鑑みた上で、買うかどうかを決めると良いだろう。

サンスター文具『シャープ&イレイサーSHARM』は作業効率を上げられる文房具

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

SHARMは、シャープ&イレイサーの名の通り、シャーペンと消しゴムが一体化した多機能ペンだ。字を消したい場合にサッと切り替えてすぐに消せるのが、最大の魅力となっている。

書き味は多機能ペンらしい無難なものだが、それ故にストレス無く筆記できるのが強み。製図用シャーペンのような書き味を求めない限り、不満は感じないだろう。消しゴムもしっかり字を消してくれるため、総合点の高いペンだと言える。

一方で、デザイン面が学生向けで社会人としては使いにくい部分があるのも確かだ。ビジネスの主力として使うのは難しいため、使う場面を想定した上で、買うかどうかを判断すると良いだろう。

ただ、搭載されている細い消しゴムは使い心地抜群なので、このためだけに買うのも一考の価値アリとだけ補足しておこう。

サンスター シャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」

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