【はがせるマーカー】勉強・読書・手帳に使える万能のラインマーカー。コスパ良し【レビュー】
マーカーを間違えて引いてしまったことはないだろうか?
もしくはマーカーを引いたら裏移りしてしまったことは?
マーカーはペンであるが故に訂正ができない。読書・勉強として使っていると、間違えてペンを引いてしまうと修正できなかったのがネックだった。
そんなマーカーを、テープのように好きな長さで切れて、間違えても剥がせたらどうだろう? 便利だと思わないだろうか。
カンミ堂の「はがせるマーカー」は、そんな便利な機能を盛り込んだマーカーだ。実際に読書用として使っているが、便利すぎて手放せなくなった。今回は、カンミ堂「はがせるマーカー」をレビューしていこうと思う。
- 勉強や読書で使うオススメのマーカーってある?
- 裏写ししないで使えるマーカーを探している
- 筆箱に入るくらいのマーカーが欲しい
以上の人にはオススメだ。僕も愛用品の1つにすると決めた。
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カンミ堂『はがせるマーカー』は新しいタイプのマーカー
カンミ堂「はがせるマーカー」は、フィルムテープ式のラインマーカーだ。インクを使っていないため汚れの心配がなく、裏移りもしない。もちろん真っ直ぐ線も引ける。
もし間違って線を引いてしまったとしても簡単に剥がせるから、修正が簡単。紙の素材によっては表面を傷つけてしまう可能性もあるが、3ヶ月近く使って今のところ1度もない。
まさに気軽にラインを引けるコンセプトがそのまま実現したマーカーと言える。
はがせるマーカーは2種類あって、以下シリーズで展開している。
- はがせるマーカー:学習ノートや読書用
- はがせるマーカー STUDY:暗記学習用
はがせるマーカー STUDYの方は、赤と緑のラインナップ。勉強で良く使う赤いシート・緑のシートに対応している。
マーカーをつけるだけで字が隠れるから、暗記学習にピッタリだ。今度資格の勉強用に使おうと思っている。
マーカーには字を書き込めるから、手帳にも使用可能。様々な場面で活躍してくれるアイテムなのだ。
カンミ堂『はがせるマーカー』レビュー
ではさっそく、カンミ堂「はがせるマーカー」のレビューをしていく。3ヶ月以上使ってみての紹介なので、実際に使った感覚に近い内容だ。
セロテープみたいに使える
はがせるマーカーは、セロテープみたいに使える。コンビニや100均とかで良く見かける、コンパクトサイズのセロテープだ。
使い方も簡単で、使いたい長さまで引っ張って先端のトゲトゲした部分でカットするだけ。まんまセロテープ。
この便利さは何物にも代えがたい。引っ張る際の力も大して必要ないから、マーカーを引きたいと思った時にサッと使えるのもメリット。
非常に使いやすいラインマーカーだ。
裏に滲まない
はがせるマーカーは、テープになっているため裏に滲まない。インクを使ったラインマーカーだと、どうしても裏に滲んでしまうデメリットがあった。
もちろん紙質によっては滲まないんだけど、紙とインクの相性の問題もある。ノートや本、手帳にラインマーカーを使って裏移りした経験は誰しもあるだろう。ふにゃふにゃになるよね、あれ。
はがせるマーカーには、それがない。貼るだけだから、ほとんど滲まないのだ。
ラインマーカーの裏移りが気になっていた人には、オススメ。
乾くのを待たなくていい
はがせるマーカーはテープだから、インクが乾くのを待たなくていい。
- インクを引いてすぐに次のページに行く
- マーカーの上から字を書く
こういった場合にもすぐに次の作業に移れる。地味なんだけど、結構嬉しい部分だ。
インクが乾くまで待つのが面倒だなーと感じていた人にオススメ。
好きなサイズで切り取れる
はがせるマーカーは、セロテープのような仕組みだ。そのため、自分の好きなサイズで切り取ることができる。
任意の流さの調節が簡単なので、インクのマーカーと同じ感覚で使っていける。
もし長く切り取ってしまっても、ハサミで調整すればOK。何の問題もないね。
テープの切り取り刃もしっかり切れてくれるから、切り取れなくてストレスを感じることもない。布製のガムテープみたいに1本ひょろっと飛び出ることもないので安心してくれ。
セロテープと同じ感覚で切り取れるので、取り回しとしては充分以上と言える。
お手頃価格
はがせるマーカーは、なんと言っても安い。勉強用・読書用と使うなら、安いに越したことは無い。だって消耗品なんだもの。
商品名 | 価格(税込み) |
---|---|
はがせるマーカー | 396円 |
はがせるマーカー リフィル(2個入り) | 297円 |
はがせるマーカー STUDY | 418円 |
はがせるマーカー STUDY リフィル(2個入り) | 308円 |
以上のようにかなりのお手頃価格。本体も頑丈だから、1回買えば1年以上はリフィルだけを買い足せばOK。
内蔵されているテープ部分も以下の画像を見ればわかると思うが、かなりの量となる。
これだけあれば、ヘビーに使ってもストレスがない。学生にとっても嬉しいポイントだ。
残量がひと目でわかる
インクのラインマーカー最大の欠点は、インク残量がわからない点だった。なんとなく薄くなったなーと思ったら大体が替え時という、アバウト極まりない判断を求められていた。
はがせるマーカーは違う。
外からでもはっきりと残量がわかるので、無くなる頃に心積もりができる。先述したリフィルがあるなら、交換用として筆箱に忍ばせておくことも可能。
テープだからこその魅力だ。
中を交換するだけで色を変えられる
はがせるマーカーは、複数の色を買わないといけないなんて思っていないだろうか?
ノンノン。欲しい色があるなら、中身のリフィルを変えるだけでいい。
本体を買えば、後は複数のリフィルを買って使い回しても大丈夫だ。何コレお得。
複数色のラインマーカーを使って勉強する人も多いだろう。僕もそうだった。
そうした場合にリフィルを変えるだけで対応できるのは嬉しい。
ただ、毎回リフィルを変えるのはぶっちゃけ面倒臭い。結局、色ごとに買った方が最終的には楽だったりもする。
ちなみに交換は以下のYouTube公式アカウントで確認できる。ちょっとコツがいるから、確認しておこう。
プラスドライバーが入りそうな部分があるけど、絶対に触っちゃいけない。僕はそれで1台壊してしまった。注意されたし。
一度貼っても修正できる
はがせるマーカーは、一度貼ってもすぐに修正できる。あ、間違えたと思ったら簡単に剥がせるのだ。
しかも一度剥がしたからといって粘着力が無くなるわけじゃない。体感、3回くらいは余裕で粘着力が持つ。付箋をイメージしてくれたら近い。
テープだから、どうしても貼る際に歪んでしまったり一文字ズレてしまったりといったことが起こる。
そうした場合でも簡単にリカバリできるのは、はがせるマーカーならではと言える。
裏で字を書いてもデコボコしていない
テープと聞いて気になるのが、裏側の状態だ。
裏側ってデコボコして字が書きにくいんじゃないのぉ?
と思うかもしれないが、ご安心あれ。全くデボコボしていない。むしろ貼ってましたっけ? と確認してしまうほど貼っている感覚がない。
そのため次のページも気にせず字が書ける。もちろん紙質やペンの種類によっては違和感を覚える可能性はある。ただ、以下のペンで試してみたが気にならなかったので、まず大丈夫だ。
- ジェットストリーム
- ジェットストリームエッジ
- ブレン
- フリクション
- フリクションボールノックゾーン
- 万年筆
- クルトガアドバンス
- オレンズ
- S20
- スマッシュ
大体の人が使うであろうメインどころは試した。逆にデコボコするペンを知りたいくらい。なので安心してOK。
カンミ堂『はがせるマーカー』の気になるポイント
カンミ堂の「はがせるマーカー」は凄く使いやすいんだけど、気になるポイントがいくつかあった。ぶっちゃけそこまで気になるレベルではないのだけど、これから紹介するポイントだけは念頭においてくれると幸い。
狙った長さでカットしにくい
付箋部分のテープを狙った長さでカットしにくいと感じた。構造上仕方のない部分ではあるのだけど、切りたい場所がどこなのか見えにくいのだ。
何となくアタリをつけて切れば大体狙った長さで切れるんだけど、たまに長くなることがある。短くなることはまずない。
そのため、きっちりした長さでラインを引きたいA型真っ盛りな人は気をつけよう。僕もそうだから、ハサミで切り揃えることもあった。だって気になるんだもの。
ただ小さな部分に貼る時に起こりやすい現象なので、小さな教科書やノート、本に使う時以外は気しなくていいレベル。
カットにはコツがいる
はがせるマーカーをカットするには、若干ながらコツがいる。
というのも、紙面に対して切り取り刃を向けるから、どこでカットできるのか感覚が掴みにくいからだ。だから、慣れるまでは以下のように傷がつく。
慣れると感覚で綺麗に切り取れるようになるんだけど、それまでが結構大変。理由は、以下の写真にある切り取り刃の前の壁。
これがちょっとだけ邪魔をしていて、どう力を入れたらいいのかわからなくしてくれている。ただ、シールをサポートしてくれる大切な部分なだけに、邪魔とも言えない。困った。
綺麗に使いたい人は、最初に何度か試しで使ってみる方が良いというのが体感。
すぐ外にずれる
テープがすぐ外にずれるのも、地味ながら気になるポイント。これも構造上仕方のない部分ではある。
はがせるマーカーでは、テープの交換をすることもあってカット部分の横は壁がない。下の写真を見てくれればわかると思う。
これ、テープをカットしようと小刻みにサイズを調整していると、結構な頻度でテープが外に出るのだ。戻せばいいだけだから大した労力ではないんだけど、何度もなると結構イライラする。
特に本に使う場合に多い。本が閉じようとしないように手で抑えつつ、テープの長さ調整もするから、結構しんどい。なので、本で使おうかなと考えている人は、若干使いにくい部分があることは覚えておいて欲しい。
カンミ堂『はがせるマーカー』のオススメの使い方
カンミ堂のはがせるマーカーは、様々な場面で活躍してくれるラインマーカーだ。使ってもかなり可能性を感じる。
中でも便利だなと思ったのは、以下の場面。
- 勉強
- 読書
- 手帳
これらにラインマーカーを使っている人は要チェックだ。それぞれ見てみよう。
勉強
ラインマーカーを使いたい場面の筆頭は勉強シーンだ。僕も資格の勉強をするために使っている。
特に「はがせるマーカー STUDY」だと高い効果を発揮してくれる。それぞれの色に合わせたシートを使うことで、簡単に文字を隠せるのだ。しかもシートがセットでついてくる。
誰しもテスト前に使った色分け暗記法ができるわけ。これは嬉しい。
STUDYには大きく分けて2種類あって、以下のように使い分けられる。
- シート付き:シートで文字を隠して暗記する
- シートなし:はがせるマーカーで隠して暗記する
どちらが使いやすいかは個人によるので、普段自分が使っている方法のものを選べばOK。
僕はシートで隠す方に慣れているから、そっちをオススメする。剥がす手間もないしね。
受験勉強から資格の勉強まで幅広く使っていける。
読書
読書にもはがせるマーカーはオススメ。特に本にマーカーを引く人は要注目だ。何しろ裏に滲まない。イメージとしては、Kindleでマーカーを引く感覚に近い。
はがせるマーカーのラインアップは通常Verの方が多くて、以下の種類がある。
- グリーン
- ピンク
- グレー
- イエロー
- オレンジ
- ライトピンク
- ライトブルー
- パープル
おおよそマーカーで良く使う色が揃っている。自分が普段良く使う色を選ぶと良いだろう。違和感なく使えるはずだ。
読書で使う場合でも、色がほとんど自己主張しない。貼っても裏に滲まないから、明るい色でもOK。本に書き込む人には文句なしにオススメのラインマーカーだ。
手帳
はがせるマーカーは、手帳にもオススメ。特に日常の細かいことを書き込む人には最高の相棒になってくれる。カラフルな手帳は、見ているだけで楽しいしね。
また、マーカーの上に文字を書き込めることを利用して、ガントチャートのように使う方法もオススメ。例えば以下のように。
結構見やすいのがわかると思う。もちろん剥がすだけで修正が可能。
- シャーペン・鉛筆
- フリクション
- 油性インク
以上を試してみたが、はっきり書けた。ただ、上から擦ると文字が伸びてしまうので注意。ページを捲る際に擦ったりすると文字に残像がつく可能性がある。
ただ、ぞんざいな使い方さえしなければ綺麗に使っていけるので、気にするレベルではない。
カンミ堂『はがせるマーカー』がオススメの人/オススメじゃない人
カンミ堂のはがせるマーカーは万人にオススメしたいラインマーカーなんだけど、オススメできない人もいる。オススメできる人/できない人をざっくりとだけどまとめてみた。それが以下。
- 裏移りしないラインマーカーを使いたい人
- ラインマーカーを引いた裏がブヨブヨして嫌な人
- 本や手帳でもラインマーカーを使いたい人
- 修正できるラインマーカーを使いたい人
- 暗記で使いやすいラインマーカーを使いたい人
- ラインを引くのに時間と手間をかけたくない人
- 紙の裏にインクが滲むのを特に気にしない人
ラインを引くのに時間と手間がかかるから、その部分をどう捉えるかが分水量となる。裏に滲まないのを気にしない人も、そのままインクのラインマーカーでOK。
テープであることの強みを享受できるなら、満足できる文房具になるだろう。
カンミ堂『はがせるマーカー』は使いやすいテープ型のラインマーカー
カンミ堂の「はがせるマーカー」は、使いやすいテープ型のラインマーカーだ。セロテープのように使えて、好きな長さでカットができる。裏に滲まないから、本や手帳にだって使える。これまでラインマーカーで感じていたデメリットがほとんどない。
一方で、テープであるが故にどうしてもラインを引くのに時間がかかる。長さを調節してカットする時間と手間は、キャップを外してなぞればいいだけのインクと比べると、倍近く必要だ。
ただ非常に使いやすいラインマーカーに違いはない。急いでラインを引かないといけない状況以外は、はがせるマーカーでいいと思えるほど万能なのだ。
勉強・読書・手帳と様々な場面で使えるので、ラインマーカーを探している人はぜひ一度手に取って見てくれ。オススメだ。
ちなみにカンミ堂さんはTwitterでも自社製品を面白く宣伝しているので、興味があるならフォローしてみよう。