黒が好きな人へ。エナージェルブラックカラーズは黒好きに捧げたいボールペン【レビュー】
黒インク、好きかい?
黒インクと言えば「真っ黒こそ正義」なところがあって、どこもかしこも黒さを売りにしまくっている。
色に違いがあるとすれば、フリクションやユニボールREのように消せるボールペンの薄い黒色くらいだった。
そんな黒インク業界に「面白くねぇ色しやがって!」と殴りこんできたのが、我らがエナージェルだ。
まるで万年筆のインクのようにエモい黒インクを使えるボールペン。
黒好きにはたらないボールペン:エナージェルブラックカラーズのコレクションを買ったので、さっそくレビューしていく。
少しの間メインで使ってみたが、黒インクを楽しめる素敵なボールペンだった。
- エモい黒インクのボールペンを使いたい
- 黒いインクをもっと楽しみたい
- 手帳をこだわって書いている
そんな悩みを持っている人にはオススメだ。
エナージェルブラックカラーズコレクションは、エモいボールペン
エナージェルブラックカラーズは、エナージェル発売20周年を記念して販売されているボールペンだ。
書くことを好きになってもらうにはどうしたらいいのだろう?
色にこだわっているぺんてるが注目したのは、僕たちが普段一番使う色である「黒」だった。
だからこそ、シーンを選ばず使える自分らしい1本があれば書くことが楽しくなるに違いない。
その気持ちは凄くわかる。
そんな想いから開発されたのが、エナージェルブラックカラーズなのだ。
エナージェルブラックカラーズのラインアップは以下になる。
- ブラック
- クリムゾンブラック
- オリーブブラック
- チャコールブラック
- インディゴブラック
- ボルドーブラック
基本色のブラック以外は、黒なのだけど少しずつ色味が違っている。
赤みがかった黒や青みがかった黒で字が書けるのだ。
万年筆で色彩雫などを使っている人ならわかると思うが、黒の中にある独自の色は実に魅力的で、自分だけの1本を探すにはもってこいだ。
まさしくエナージェルブラックカラーズは、エモいインクを使ったボールペンと言える。
エナージェルブラックカラーズ レビュー
ではさっそく、エナージェルブラックカラーズをレビューしていく。
エナージェルブラックカラーズは先述したように6色のインクで構成されている。
1本ずつ買うこともできるが、エナージェルブラックカラーズコレクションと呼ばれる6本入りのまとめ買いの方がちょっとだけお得。
写真のようにケースに入っているので、他とは違う感覚も味わえるので二重で嬉しくなる。
そんなエナージェルブラックカラーズをさっそく見ていくとしよう。
マットな黒一色のボディ
エナージェルブラックカラーズは黒にこだわっていることもあり、ボディも黒一色だ。
普通のエナージェルやエナージェルインフリーに慣れていると、そのマットなカラーにビックリする。
それでいて実用一点張りではないオシャレさがあるのだから不思議だ。
違いがあるのはそこだけで、質感はそのままエナージェルなので安心して欲しい。
極限までシンプルさを追求したが故の黒一色。
余計なものが一切無いため、洗練された印象を受けるのだ。
高級感のあるボールペンを探している人にもグッとくるだろう。
ペンサイズは2種類
エナージェルブラックカラーズのペンサイズは2種類あり、
- 0.5mm
- 0.7mm
となっている。
個人的には0.7mmが断トツでオススメ。
0.5mmだと普通のゲルインクボールペンと大差無いというか、使っていて楽しい感覚があまり沸き上がってこないためだ。
もちろんエナージェルが持つ「インクを大量に出すことで滑るように書く」楽しさは味わえるが、0.7mmを使った後だと貧弱すぎて物足りなくなる。
エナージェルを本気で楽しむなら、0.7mmしかない。
力こそパワーだよ、と言わんばかりに膨大なインク量で紙を滑るように書ける快感は、一度味わうと止められなくなる。
もちろん速乾性にも優れているので、左利きでも手を汚すこと無く書けてしまう。
右切り左利き両方の人にオススメできるのは嬉しい。
全6色の色は微妙に違う
エナージェルブラックカラーズは黒を基調に、それぞれ少しずつ色味が加えられている。
そのため同じ黒インクであっても微妙な違いを楽しめるのがポイントだ。
それと知っていなければ肉眼でもすぐに認識するのは難しいので、ほとんどの場所を選ばずに使っていけるのも大きなメリットだ。
ボールサインid plusとエナージェルブラックカラーのもの。これも買ってました。自分は比べれば色味が分かるけれど一色で書くとただの黒かな?って感じでした。でも微妙な差を楽しんで自分だけ分かってるよ、って満たされてます。イイヨネ。 pic.twitter.com/9oQJjGTFM7
— こばこ (@tekidoni_sk) November 6, 2021
こんな感じで、結構自己満足に近い部類に入る。
一方で公文書など黒を求められる場所では、素直に真っ黒なインクを使った方が良い。
エナージェルブラックカラーズはあくまでも普段のメモやアイデア出しなどで使うべきボールペンだ。
TPOをわきまえて使う必要があることは心がけておいてくれ。
リフィルはエナージェルと互換性あり
リフィルは当然、エナージェルシリーズと互換性がある。
そのためインクを使い切ったらエナージェルシリーズのリフィルを買って入れればそのまま使えるし、逆にエナージェルブラックカラーズのリフィルを買って通常のエナージェルで使うことも可能だ。
マットな黒ボディが好きな人はボディごと購入することをオススメするが、そうでない場合はリフィルだけ購入することをオススメする。
限定色とは言え金額自体はユニボールワンFと同額(330円)なので、それほど高いわけでもない。
お財布と相談して決めるといいだろう。
まとめ:エナージェルブラックカラーズは、黒にこだわりたい人にオススメのボールペン
エナージェルブラックカラーズは、黒にこだわりと持つ人にこそ使って欲しいボールペンだ。
マットな黒一色のボディに加え、違いのわかる人ならそれとなくわかる黒インクと、ひとりで悦にひたりたい要素が揃っている。
普段ブルーブラックやブルーばかり使っている人は魅力を感じられないだろうが、「黒こそ至高!」「黒インクを集めてる!」みたいな人にはバッチリハマる。
- 黒インクにエモさを求めている
- 人と少しだけ違う黒インクを使いたい
- 黒一色のボディをしたボールペンを探している
以上のような人にはオススメだ。
なお、何度でも言うがエナージェルを買うなら、書き味が楽しすぎる0.7mmをオススメする。0.5mmは甲羅を背負った亀仙人のように全てのポテンシャルを引き出していないからだ。
20周年記念の限定品なので、興味がある人は早めに購入するといいだろう。