【ユニボール シグノ RT1】書きやすくデザインもGOODなゲルインクボールペン【レビュー】
ユニボールシグノというボールペンがある。ボールペン売り場に行ったら、まず間違いなく陳列されているボールペンで菜。誰しも1度くらいは見たことがあるだろう。
カラーラインナップも多いから、ゲルインクボールペンの代名詞的存在である。
ユニボールシグノ RT1は、そんなユニボールシグノのノック式ボールペンだ。スタイリッシュなデザインで人気を誇っている。かくいう僕も、大好きなボールペンの1つとなっている。
というわけで、今回は個人的にお気に入りのボールペンである「ユニボールシグノ RT1」について解説する。ゲルインクボールペンを探している人は、ぜひ参考にして欲しい。
こんな人は要チェック
- いろんな色を楽しめるボールペンを探している
- 100均でも変える使いやすいボールペンって何がある?
- シンプルなデザインが好き
ユニボールシグノ RT1は普段使いにオススメのボールペン
ユニボール シグノRT1は、ユニボールシリーズの兄弟機だ。ユニボールシリーズにはキャップ式とノック式があるんだけど、RT1はノック式からデザインを変更したものになる。画像を見てくれればわかるように、そのデザインは後発のブレンにどことなく似ている。
字幅のラインアップも多いから、好きな字幅を選択できるのも魅力。僕の場合、主に0.38mmを使っているんだけど、気分によって0.5mmにしたりとかもできるので使っていて純粋に楽しい。価格もコンビニのPBのお菓子と同じだから、たくさん買ってストックできる。ボールペンを収納しているレターケースを開けたら半分がRT1だったことすらある。流石に今はないけど。
細書きにもバッチリ対応しているから、手帳にも使えるのも忘れちゃいけない。手帳に書き込むならある程度の細さが必要になるけど、RT1はしっかり対応してくれる。しかも耐水性・耐光性に優れているから長期保存も大丈夫。なんならマーカを塗っても滲まない。
ユニボールシグノRT1は、普段使いでこそ最も活躍してくれるボールペンなのだ。
ユニボール シグノ RT1のレビュー
滑らかな書き味
ユニボール シグノ RT1はゲルインクを採用している。ゲルインクとは、油性インクと水性インクのいいとこ取りをしたインクで非常に使い勝手が良いのだが、反面インク消費が激しいという欠点がある。
一方でその書き味は滑らか。さすがにジェットストリームのような低粘度インクには敵わないが、書きにくいなと感じることはまずない。ストレスなく字を書きたいならオススメのインクだ。参考までにそれぞれのインクの特性を記載しておく。
ゲルインクボールペン | 油性ボールペン | 水性ボールペン | |
---|---|---|---|
インク特性 | 水性 | 油性 | 水性 |
インク素材 | 顔料、水、添加剤 | 染料(一部顔料)、アルコール系溶剤、樹脂、添加剤 | 顔料(一部染料)、水、添加剤 |
粘度 | 低~中 | 高 | 低 |
書き味 | なめらか | やや重い | なめらか |
書き出し | かすれない | ややかすれる | かすれない |
ボテ(インクだまり) | なし | あり | なし |
にじみ | なし | なし | あり |
耐水性 | 良好 | 良好 | 染料:劣る 顔料・良好 |
上の表は三菱鉛筆株式会社に掲載されている各インクの違いである。ゲルインクボールペンの利点が良くわかると思う。
表にもあるように、書き味は非常になめらかで、ラインアップの内だと0.5mmはすらすらと書ける。インクの出も良いから、万年筆のような書き心地に近い。
細字でもしっかりと書ける
ユニボール シグノ RT1の字幅は三種類ある。
- 0.5mm:メモやアイデアの書き出しに
- 0.38mm:普段使いに
- 0.28mm:手帳などの細かい場所に
いずれの字幅も使いやすく、用途別に買うといいだろう。個人的には0.38mmが1番お勧めだ。0.28mmはかなり細いので、紙の繊維を書き分けているような印象を受けるからだ。また領収書のような複写式の紙だと、ビリビリに破いてしまう。それくらい先っぽが尖っている。
だからこそ、標準的なラインで使いやすいのが0.38mm。0.5mmも良いなと思うのだが、インクの出が良いので人によっては好みが別れる。
シンプルで目を引くデザイン
ユニボール シグノ RT1の1番のポイントはデザインだ。ともすればブレンに近いのだが、頭から先端までのラインはスタイリッシュで見ていて飽きない。また、ペン先までグリップがあるから、先端近くを持つ人への配慮も欠かしていない。
このようにデザインは少し似ている。ブレンのデザインが好きな人にはオススメ。インクの色もゲルインクなためブレンよりも明るいから、もうちょっと鮮やかな色合いが良いなーという人の要望には応えてくれるだろう。
ユニボール シグノ RT1の気になる点
ユニボールシグノRT1が大好きなわけだが、不満点が全くないわけじゃない。むしろ不満点があっても好きなのである。しかし人によっては気になるのも事実。ここからは個人的に微妙だなと思う点を2つ紹介する。
ノック部分が固定されていない
ユニボール シグノ RT1の唯一の欠点がここ。ノック部分が固定されていない。そのため、ノックして書いているとノック部分が動いてカタカタと鳴る。これがめっちゃ気になる。
もちろん本体を激しく動かさない限り音は鳴らないのだが、できればホールドしておいて欲しかった。特に商談や会議中のような静かな場面で音が鳴るのはちょっと……と感じてしまう場面が何度かあった。要注意だ。
字幅が細くなるほどインクの減りが早い
字幅が細くなるほどインクの減りが早い。元々ゲルインクそのものがインクの減りが早いという欠点を持っているので、仕方ない話ではあるのだが。
ゲルインクを使っているユニボール シグノ RT1ももちろん例外ではない。爆速でインクが減っていく。
注意したいのが、インクはペン先が細くなるほどインクの搭載量が少なくなるという点。そのため細書きであればあるほど、必然的にインクの減りが早くなる。0.28mmとか一瞬。これは困る。ランニングコストが馬鹿にならない。
インク切れを防ぐならリフィルをまとめ買いするか、本体をまとめ買いするかのどちらかになるだろう。いずれにせよコストはかかるので、細書きを使いたい人は気をつけてくれ。
ユニボール シグノ RT1は安くて書きやすくてデザインも良い最高のゲルインクボールペン
ユニボール シグノ RT1は、100均でも買えるくらい安いボールペンなのに、素晴らしいボールペンだ。欠点もあるものの、それが気になる程でもない。
普段使いするにはお勧めのボールペンだ。
いろんなボールペンを買っているが、いつも結局戻るのはユニボール シグノ RT1だ。それくらい安定していて裏切らないお気に入りのペンなのである。
低価格で買いやすいから、気になる人はぜひ1本手に取ってみて欲しい。
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