【2021年版】ボールペンオススメランキング!今年使ってきて良かったボールペン15選
2021年もボールペンを買いまくった。
今年新たに買ったボールペンは15種類だから、1ヶ月に2本程度導入していたことになる。
以前から使っていたものもあるが、半分以上は興味を惹かれて買い足した物ばかりだ。
そこで今回は2021年に買った&使ったボールペンの中で、オススメ順に15本を紹介していこうと思う。
ボールペン選びに悩んでいる人の参考になれば幸いだ。
2021年オススメボールペンランキング1位~15位
さっそく個人的オススメのボールペンを紹介していく。
既に記事のあるものはリンクを貼っておくので、ページに飛んでくれると詳細が見られる。
気になったらクリックしてレビューを見てくれ。
では、さっそく始めよう。
1位.uni『ユニボール ワン F』(0.5mm)
今年買った中では断トツで使いやすかったボールペン。
黒インクしか発売されていないが、ユニボールワンが持つ「鮮やかな発色」はしっかりと継承してくれていた。
通常の黒インクよりも黒いため、白いノートの上で字を書くと非常にクッキリとしていて見やすいのが特徴。
更にボディもラバーグリップじゃないのに持ちやすいという不思議な仕様なため、複数のペンと一緒に持っていても他のペンがラバーで傷つかない。
ボディカラーも日本人が好みそうな自然を想像させる色合いなので、落ち着いて使えるのも好印象なボールペンだった。
今年買った中では文句なしに1位。オススメだ。
2位.ぺんてる『エナージェルブラックカラーズ』(0.7mm)
最近人気の黒インクに焦点を当てたエナージェルシリーズの新作。
インクにこだわっているぺんてるならではの黒インクは、全色微妙に色合いが違っているのがポイント。
エナージェルシリーズはインフリー含めてビジネスでは使いにくいデザインだったが、ブラックカラーズは色に合わせてボディも黒一色にしたため、ビジネスでも使いやすくなった。
歴史あるシリーズだけあって書く時の安定感は抜群で、膨大なインク量と合わさってヌラヌラと書ける。
ペン先は0.5mmと0.7mmがあるが、滑るように書きたいのなら0.7mmで買うべし。
字を書くのって楽しいと教えてくれるボールペンだ。
3位.ゼブラ『ブレン2+S』(0.7mm)
ブレン2+Sはゼブラから発売されているブレンシリーズの多機能ペンのひとつだ。
- 黒インク
- 赤インク
- シャーペン
以上の3つで構成されている。
普通、多機能ペンのシャーペンはついているだけのゴミなのだが、ブレン2+Sは違う。
ペン先がブレない独自機構のおかげで、シャーペンを使っても全くブレずに字が書けるのだ。
そのため、他の多機能ペンで感じていた「シャーペンはうんこ」という概念が覆される。
ボールペンもゼブラ独自のエマルジョンインクによって滑るように書けてしまう。
ジェットストリームのような滑らかさが好きなら、0.7mmがオススメだ。
ボールペンもシャーペンも良いとこ取りをした多機能ペンのため、これ1本さえ持っていればOKというレベル。
実用面ではトップクラスに優れている多機能ペンなのだ。
4位.uni『ユニボールシグノRT1』(0.38mm)
ユニボールシグノRT1はノック式のユニボールシリーズのひとつだ。
ノックが平たくなっているのでノックしても指が痛くないのがポイント。
ゲルインクボールペンとして非常にメジャーなため、文房具や書店で見かけたことがある人も多いだろう。
様々なボールペンを使ってきたが、結局こいつを常に使ってしまうのは、発色が良いからに他ならない。
黒インクはそうでもないのだが、赤インクは非常にハッキリとした色なため、赤色でチェックをしたい時に活躍してくれる。
色のラインナップも非常に多いため、欲しい色のインクが見つかりやすいというのも嬉しいポイント。
困った際に1本あれば助けてくれるので、お気に入りの1本を持っておくと安心感のあるボールペン。
ペン先が0.28mm、0.38mm、0.5mmとあるが、一番バランスが取れているのは0.38mmだ。
5位.PILOT『コクーン』(1.0mm)
PILOTのコクーンは、若者向けのデザインセンス溢れるボールペンだ。
コクーンはシリーズ展開していて、他にもシャーペンと万年筆がある。
その名の通り繭(まゆ)のような形をしていて、若干太めの軸になっている。
ペン先は回転繰り出し式のため音は全くでないし、低粘度の油性インクのアクロインキを使っているため、本体の重さで滑るように書けてしまう。
アクロインキの滑らかさを最大限に楽しむのなら、1.0mmが一番オススメ。
滑らかさとはこういうことなのだよと言わんばかりの書き心地が楽しめる。
デザインが非常に良い割にお値段が控えめなため、プレゼントして贈っても喜ばれるボールペンだ。
6位.uni『ピュアモルト(オークウッド・プレミアム・エディション)加圧ボールペンリフィル搭載』(1.0mm)
名前もうちょっとどうにからならんかったんか、と言いたくなるくらい長い名前のボールペン。
使用済みのウイスキー樽を原料に作られているピュアモルトシリーズの最上位モデルだ。
その特徴は何と言っても「加圧ボールペンリフィル」を使っていること。
加圧ボールペンリフィルとは、リフィル内に入っている空気の力でインクを押し出して筆記する方式のボールペンだ。
そのため水の中だろうと逆さにしようと、寒かろうと、宇宙空間であろうと字が書ける。
インクが出ないのなら後ろから押し出してあげればいいじゃないという脳筋ボールペンなのである。
ボールペンが持つ弱点を克服しているのだが、その構造とプレミアムさから金額は若干お高めに設定されている。
しかしながらキャップ式に木軸という「できる大人」を演出させてくれる最高のボールペンなので、1本持っておくとビジネスで役立ってくれるのは間違いない。
これ1本あれば高級ボールペンでマウントを取られることもないだろう。
7位.ゼブラ『ブレン3C』(0.7mm)
ゼブラのブレンシリーズの多機能ペンが「ブレン3C」だ。
先に紹介したブレン2+Sとは違い、シャーペンの代わりに青インクがついている。
純粋にボールペンだけの多機能ペンを求めている人にはこちらがオススメ。
隙間を無くしてペン先をブレなくしているブレンだが、多機能ペンになると更に拍車がかかり、ペン先の内部構造にまで隙間を無くしてしまった。
その尋常じゃないこだわりのおかげで、太さが何と単色のブレンと同じになるというミラクルを生み出している。
多機能ペン=太いという概念をブレンは取っ払ってくれたわけだ。
一方で搭載されているインクが少なめなので、毎日使うのならリフィルの備蓄が必須となる。
結構すぐに無くなるので要注意だ。
8位.ぺんてる『エナージェル インフリー』(0.7mm)
エナージェル インフリーは、ぺんてるのエナージェルシリーズのひとつだ。
クリアカラーなボディにカラフルなインクが特徴のボールペンとなっている。
「アイデアが加速する」のコンセプトそのままに、クリエイティブな仕事をしている人々へ向けて開発された。
速乾性に優れているためアイデアをガシガシ書いていけるのが最大のメリット。
大量のインクを使った滑らかな書き味に加え、文字に濃淡ができるため後で見返しても楽しい気持ちになれる。
ターコイズブルーのような他ではあまり見かけないカラフルな色があるため、好きな人にはたまらないボールペンだ。
細書きでびっしり書きたい時は0.5mmがオススメだが、滑らかさを重視するなら0.7mmを買うようにしよう。
発売当初はあまりにも売れすぎてなかなか買えなかったが、最近は定番化しているため買いやすくなっているのも地味に嬉しい。
9位.uni『ユニボールシグノ』(0.38mm)
uniのユニボールシグノは、近年珍しくなってきているキャップ式のゲルインクボールペンだ。
どの文房具店でも必ず置いてある商品で、誰しも一度くらいは使ったことがあろうだろう。
ゲルインクの持つ発色の良さと豊富なカラーラインナップが魅力となっている。
キャップ式のためノック式と比べてもインクが乾きにくいメリットがあるものの、ボールペン自体すぐにインクが乾いたりするものではないため、恩恵はあまり感じられないだろう。
普段使いするにしてもキャップなため取り回しが悪く感じるが、手帳に書き込む際には化ける。
ペンホルダーなどにキャップを書けておけば、ボディを引っ張るだけでキャップを外して書けるため、ノック式より素早く書き込めるのだ。
キャップ式の利点はその一点に限るので、手帳を使っていない人にはあまりオススメはしない。
慣れれば指ひとつでキャップを外せるようになるが、そこまで使えるようになるには若干の時間がかかってしまう。
しかし貴重なキャップ式のボールペンなので、キャップ式が好きな人にはオススメしたい。
10位.uni『ジェットストリーム エッジ』(0.38mm)
言わずと知れたボールペンの革命児ジェットストリームの新たなシリーズが「ジェットストリーム エッジ」だ。
金属質でスタイリッシュなボディとジェットストリームエッジ用に新たに開発されたポイントチップと呼ばれるペン先が特徴。
ポイントチップのおかげでペン先が見やすく、小さな字が書きやすくなっている。
グリップには縦のライン河口が施されているため、持っていると予想以上に滑らず安定して書けてしまう。
重心もペン先にあるため、ジェットストリームならではの滑らかな書き心地とも相性がとても良い。
考え尽くして設計されているのが使っているとよく分かるボールペンなのだ。
一方でグリップがワイヤーグリップなため隙間がなく、何かに挟むと挟んだ方にシワができるという致命的な欠陥を持っている。
紙や胸ポケットに挟めないため持ち運びという点においてはマイナス。
なお、0.28mmとボディが共通なので、0.28mmを持っているのならリフィルだけ買って交換するのもアリ。
むしろそっちをオススメする。
11位.PILOT『ジュース アップ』(0.4mm)
ジュース アップはPILOTのジュースシリーズから派生したボールペンだ。
水性顔料のインクを使っているため、耐水・耐光に優れているのが特徴。
シナジーチップと呼ばれる細くて滑らかなペン先を使っているため、顔料のゲルインキなのにスラスラかけてしまう。
ボディもスタイリッシュなため、ビジネスで使っても変な顔をされないのも地味に嬉しい。
ノックインジケーターによってノックのON/OFFがわかるのだが、ぶっちゃけ使ったことは一度もない。
ボールペンを振ってノックがカタカタ言ったらノックしていると判断する方が早いからだ。
グリップにはラバーが採用されているため持っている際にも抜群の安定感を誇る。
ペン先は「0.3mm」「0.4mm」「0.5mm」がラインナップされていて、程よい細さの0.4mmが個人的に一番使いやすく感じた。
ゲルインキのため発色も非常に良いので、黒よりも赤や青、オレンジ色を使うとより楽しい。
手帳に書き込む際にもオススメだ。
12位.ゼブラ『ブレン』(0.7mm)
ゼブラの「ブレン」は、本記事でも紹介した「ブレン2+S」「ブレン3C」の派生元となったボールペンだ。
その名の通り、軸が全くブレないことで筆記時のストレスを大幅に軽減させている。
ぶっちゃけペン先のブレなんぞストレスじゃねぇだろとか考えて使ったのだが、一瞬で意見を翻した経験がある。
やっぱペン先のブレはストレスだわ。
2019年にグッドデザイン賞を受賞しているデザインは、全体的にシームレスで一体感がある。
ノック部分がしっかり固定されているため、ノックした後にカタカタと音が鳴らないのも地味ながら嬉しいポイント。
普段使いしていてストレスを感じる部分が全くないくらい完成度の高いボールペンなのだが、唯一グリップだけがクソだ。
隙間が大きすぎて、胸ポケットを含めてあらゆるものを挟めない。段ボールを挟むとでも想定していたのか?
グリップ部分は多機能ペンになって改善されたので、単色ペンだけの不具合となっている。
なお、ブレンは0.5mmだと紙に引っかかる書き心地なので、滑らかに書きたいのなら0.7mmをオススメする。
13位.uni『ジェットストリーム エッジ』(0.28mm)
uniのジェットストリームエッジの0.28mmは、油性インクで世界初の0.28mmという細さを実現したボールペンだ。
0.28mmはこれまでゲルインクのボールペンでしか発売されていなかったため、衝撃的なデビューを果たしたわけである。
実際に使った感じは、極限まで補足したジェットストリームという印象。
それまでにもユニボールシグノの0.28mmを何度か使っていたが、細書き故の紙に対しての引っかかりがどうしてもあった。
しかしジェットストリームエッジの0.28mmはその引っかかりがほとんど無く、ジェットストリームらしい書き味が顕在なのだ。
しかも細いくせにインクが全く掠れないのだから恐れ入る。オーパーツかな?
ボディも金属質で高級感も感じられるため、プラスチックボディよりも人目を気にせず使えるのも嬉しいポイントだ。
一方でジェットストリーム特有のインクの暗さは顕在で、赤や青はゲルインクと比べると発色が良くない。
せっかくの細書きだからこそ細かい部分のチェックで使いたいのに、インクが暗いから目立たないのはどういうことか。
油性インクであるが故に仕方ないのだが、勿体ないポイントだ。
ちなみにペン先が細すぎるため、複写に書こうとすると紙を破いてしまうため使わないように。僕は一度失敗した。
14位.uni『ピュアモルト』(0.7mm)
uniのピュアモルトは、長年使ったオーク樽を素材にして作られた木軸ボールペンだ。
木軸が大好きな人にはたまらないボールペンとなっている。
僕自身、木軸が大好きなのでつい買ってしまった経緯がある。
ピュアモルトには太軸と細軸があり、写真は太軸の方。
細軸はジェットストリームくらいの細さなので、そちらの方が需要が大きいかもしれない。
木軸なため長年使うと経年変化が楽しめるのが一番のポイントで、1年ほど使っている僕のピュアモルトも良く持っている箇所がテカテカしている。
一方でリフィルが通常の書きにくい油性インクしかないため、滑らかさとはほど遠い仕様となっている。
猛者はジェットストリームやアクロインキのリフィルを改造して使っているようだが、そこまでして使うようなものでもない。
滑らかなインクさえあれば……と思わずにはいられないボールペンなのだ。
15位.ぺんてる『ビクーニャEX1』(0.7mm)
ぺんてるの『ビクーニャEX1』は、ボールペン2色にシャーペンがついた多機能ペンだ。
収まりの良い長さに加え、スタイリッシュなデザインのためビジネスで使いやすい特徴を持っている。
顔料インクなため耐水・耐光にも強く、長期保存の書類にも使えるのも魅力だ。
回転繰り出し式を採用しているので、ノック式のように音が気にならない仕様にもなっている。
全体的にバランスが取れているのだが、ペン先がガタつくため筆記時にストレスを感じてしまう点がデメリット。
ボールペンはまだ無視できるレベルなのだが、シャーペンは封印するレベルで使えない。
また色を選ぶ際も判別が難しいため、黒だと思って使ったら赤だったなんてことも結構ある。
デザインは良いのだが、それ以外の取り回しが悪い惜しいボールペンなのだ。
オススメボールペンのまとめ
ボールペンは趣味でも仕事でも使う文房具だ。
筆記は人によって違うため最終的には実際に使ってみての感覚になってくる。
今回の記事を参考に、各々自分が使いやすいボールペンと出会ってもらえればと思う。
何でもそうだが、良いものに出会うにはトライアンドエラーが必要だ。
僕も随分とボールペンを買ってきているが、まだまだ自分にとってベストのボールペンとは出会えていない。
この記事が自分に合ったボールペンを探す皆さんの参考になれば幸いである。
なお、万年筆のオススメランキングも作っているので、興味のある人は是非下記リンクから覗いてみてくれ。