【少額投資】意味無い?楽天証券の9月結果【石破ショックも問題なし】
8月の暴落から一転、9月は穏やかな月だったが、月末にとんでもないイベントが起こった。石破ショックだ。
そんなニュースを見る度に、
やっぱり資産運用なんてしない方が良かったんじゃないの?
と感じるかもしれないが、そんなことはない。9月も安定して資産を築けた。阿鼻叫喚なのは、アクティブ投資をしている人たちだけ。あんなもん、プロでも勝率は低い。
ということで、今回も少額投資の結果を見ていくとしよう。100円や1,000円からでも投資して大丈夫なのか心配な人の参考になれば幸いだ。
- 少額投資って意味ある?
- 投資が怖いから少額からやってみたい
- 小さい金額でもどんな結果になるのか知りたい
以上のような人の参考になるだろう。
なに、金額は大したことじゃない。投資しているだけで、みんなようやっとる。
9月の株(NISA成長投資枠・NISA積立投資枠)の結果報告:資産
さっそく、9月の結果を見ていこう。9月は毎年の積立と成長投資枠に少し、追加で投資信託の銘柄を1つだけ買った形だ。
8月 | 追加投資分 | 9月 | 損益 | |
---|---|---|---|---|
NISA成長投資枠 | 14,951円 | 1,500円 | 16,155円 | -296円 |
NISA積立投資枠 | 54,228円 | 10,000円 | 62,350円 | -1878円 |
米国株式 | 18,617円 | – | 18,465円 | -152円 |
投資信託 | – | 1,000円 | 1,000円 | 0円 |
NISA成長投資枠
NISA成長投資枠は、ほとんど買っていない。以下。
8月 | 追加投資分 | 9月 | 損益 | |
---|---|---|---|---|
三菱商事 | 9,039円 | – | 9,054円 | 15円 |
上新電気 | 2,798円 | – | 2,691円 | -107円 |
日本電信電話 | 3,114円 | 1,500円 | 4,410円 | -204円 |
9月は日本電信通話(NTT)を10株だけ買った。ちょうど1,500円分だ。これで30株分となる。100株以上保有していると、以下のような特典を得られるから、しばらくはちまちま買っていく予定。
NTTは更に配当金もあるから、結構大きい。人気なのもわかる。
損益としてはマイナスなんだけど、配当金狙いだから問題なし。NISA成長枠だから売る必要もない。様子見。
NISA積立投資枠
NISAの積立投資枠は、以下のような結果になった。
8月 | 追加投資分 | 9月 | 損益 | |
---|---|---|---|---|
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 19,883円 | – | 20,166円 | 283円 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 16,355円 | 2,000円 | 18,692円 | 337円 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 5,980円 | 1,000円 | 7,104円 | 124円 |
eMAXIS Slim 米国株式(オール・カントリー) | 12,010円 | 7,000円 | 16,388円 | –2,622円 |
NISAの積立投資枠は、粛々と決まった金額を積み立てた。ほとんどプラスになったんだけど、オルカンが大きく下がったから結局マイナス。ま、仕方ないね。
こっちも長期投資になるから、下がろうが増えようが変わらず放置。財布に影響がない範囲でコツコツと積み上げるだけである。
米国株式
米国株式は、以下の通り。
8月 | 追加投資分 | 9月 | 損益 | |
---|---|---|---|---|
米国株式 | 18,617円 | – | 18,465円 | -152円 |
VYMに関しては、8月と比べると152円のマイナス。でも配当金狙いだから、気にせず放置が安定。
米国株式はアメリカの動向が大きく影響するから、日本人としては粛々と放置しておく。
投資信託
9月は楽天から「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が新しく登場したから、1,000円分だけ課金した。通称、楽天SCHDだ。
楽天SCHDは、米国の高配当利回り銘柄で構成された商品だ。年4回の決算で、原則3ヶ月ごとに分配してくれる。嬉しい。
登場してからずっと利益が増えている銘柄だから、余剰金があったら買い足していくつもり。
石破ショックはダメージ軽微
2024年9月27日の総裁選後にそれは起こった。石破ショックだ。石破さんが総裁選に勝った瞬間に、先物取引と円が大幅に下落した。
正直僕もビックリしたんだけど、週明けになってもそれほど損傷はなかった。少額投資しかしていないというのもあるんだけど、8月の暴落と比べると軽微。
たぶんそのうち戻る
往々にしてあるあるんだけど、こういうのは大体そのうち戻る。だから、放置が安定。実際、株価のチャートは以下。
石破さんが選ばれた日の落差がエグいことになってるけど、8月上旬と比べると可愛いもんだ。なので、しばらくは様子見でOK。
ただ、石破さんは経済関係に弱そうだから、そこがちょっと心配。
怖いのはアメリカ大統領選挙
ぶっちゃけ石破さんより怖いのは、アメリカ大統領選挙だ。トランプさん / ハリスさんどちらになっても怖い。特にアメリカ株に投資している人間にとっては、こっちの方が気になる。
とはいえ、アメリカ国民でもない人間は、黙って見ておくしかない。ただインデックス投資は長期的に見てメリットしかないから、大統領が替わろうと粛々と投資し続けるだけだ。
少額投資はちまちま積みかねていくのがベター
少額投資の強みは、株価に心を動かされにくいことにある。だって大幅に下落しても、ほとんどダメージがないんだもの。
我々庶民は、少額でもいいから投資を積み重ねていくのが最もベターな資産形成になる。何があろうと、粛々と積み上げていくだけだ。
余剰金だけで投資しても旨味はある
投資は、全財産をブッパしてするもんじゃない。生活費を差し引いた余剰金を突っ込むものだ。だから、無理せず余ったお金をちまちま投資していけばいい。
投資さえすれば、100円だろうと旨味はある。ちゃんとした銘柄を買えば、年に3%程度のリターンは見込める。一方の銀行なんて、ほんとうに少ない。メガバンクで0.125%、ネット銀行でも0.2%~0.6%の間だ。以下を見てみよう。
- メガバンク:1,250円
- ネット銀行:2,000円~6,000円
- インデックス投資:30,000円
銀行の金利、少なすぎない……?
でしょ? 預けていて増えてた頃ってどんな気分だったんだろうね
投資と比べると、鼻くそみたいな金利だ。もちろん投資はリスクがあるから金利がリターンが大きいのだけど、それにしたって銀行の金利は低い。インフレもあって円の価値は毎日下がっている。そんな状態で貯金だけしておくのもリスクは大きい。
お金が増える経験は何物にも代えがたい
少額投資でもやった方が良いと断言できるのは、「お金が増える経験ができる」からだ。この経験は何物にも代えがたい。
だって息してるだけでお金が増えるんだよ?
100円や200円なら大したことないと思うかもしれないけど、そうじゃない。大事なのは経験だ。投資をしたらリスクはあるけどお金が増える。この感覚を味わうのが大切。
そして、投資はゼロサムゲームじゃない。Win-Winになれるゲームだ。馬鹿なことをしない限り損をしないからこそ、少額投資でも意味がある。
1株ごと買うのが楽
いきなり大きなお金を出すのが怖い場合は、以下の方法を試してみよう。
- 投資信託に任意の金額を投資
- 1株ごと買う
S&P500やオルカンに少しずつ投資する方法か、単元未満で1株ずつ買う方法がオススメ。最近はSBIと楽天証券で1株ずつ変えるようになってきている。
かつては20万円ないと買えなかった銘柄が、2,000円で買える時代になった。少額だけ投資している人間にとって、こんなに嬉しいことはない。
もちろん、1株ごとでも配当金は出るし、株主優待の対象なら優待券ももらえる。1株からでも買いやすい環境が整ってきているから、挑戦するにはもってこいだ。
株主優待がおいしい
銘柄の中には、株主優待を実施しているものもある。中でも少額投資で狙いたいのが、1株から優待がある銘柄だ。探せばちょこちょこある。
中でも僕が買っているのは、Joshin。地元関西の企業だっていうのもあるんだけど、2.000円ごとに1枚使える200円引きの優待券が25枚(5,000円分)ももらえる。結構大きい。
何が良いかは人によって違うから、良いなと思う銘柄があったら買ってみると良いだろう。桐谷さんみたいな生活ができれば、生活費も大きく削れるかもしれない。推奨はしないけど。
【楽天証券】波乱の10月も続けて無理のない投資を継続する
石破新総理になって、株式市場は大波乱だ。衆議院解散もあるから、今後どうなるかは全く予想がつかない。
その中で少額投資を続けている僕たちは、粛々と無理のない範囲で投資をするしかない。景気なんて自分ひとりの力で何とかなるようなものでもないんだから、情報を集めながら不安を飲み込んでいくのが無難な対処法だ。
引き続き、10月も無理のない範囲で投資をしていこう。
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