【生協】買い物の補助にオススメ。高いは嘘。【そこそこ安い】
食料品の買い物って、面倒くさいよね。
うちは共働きなんだけど、食料品を買いに行くのが楽しい反面、どこかで「面倒だな」って感じる時がある。家でゆっくりしたいのに、安いタイミングを見計らっていくのが億劫なんだ。
そんな人にオススメしたいのが、生協(コープ)。うちはもう10年以上利用しているんだけど、食料品や日用品の買い物がかなり楽になっている。田舎だからというのもあるけど、自宅まで届けてくれるというのは圧倒的なアドバンテージだ。
ということで、今回は生協(コープ)について紹介する。買い物で利用するケースを中心に解説するのだけど、普段メインで使っている部分だから、誰が使っても同じ感覚になるだろう。参考にしてくれたら幸い。
この記事はこんな人にオススメ
- 毎日の買い物を少しでも楽にしたい
- 家族と楽しい時間を作りたい
- 買い物に使っている時間を削減したい
生協(コープ)を利用するメリット
生協(コープ)と聞くと、「高い」だとか「田舎っぽい」とかいう印象を持っている人もいると思う。ただこれは正しくなくて、実際に田舎に住んでいる人間としては、注文している人はそんなにいないし、スーパーと比べて高いわけでもない。
ではどんなメリットがあるのか、以下にわけて解説しよう。
- 商品の品質が高い
- 注文方法の種類が多い
- 商品の受け取りが楽
- 欲しい商品を吟味して選べる
- いらない場合は何も買わなくてもOK
- 配送料が安い
- お得なサービスが多い
- ベビー用の宅配サービスがある
商品の品質が高い
生協(コープ)で取り扱っている商品は、品質が高い。特に野菜系はめちゃくちゃ鮮度が良い。
でもお高いんじゃないのぉ?
いんや。近所の安いスーパーと一緒くらいの金額。配送料は最大でも200円くらいしかかからないよ。
しかもちゃんと「○○産」と明記してくれているから安心。滋賀県の場合、地元の農家さんが育てた野菜を広く取り扱ってくれている。しかもどれも品質が良い。
激安を売りにしているスーパーに行くと、たまに「え、これ売り物?」みたいな酷い品質のものがあるけど、生協(コープ)を使っていてそんな目にあったことは1度もない。
商品の品質については、安心してくれて大丈夫だ。
注文方法の種類が多い
生協は(コープ)は注文する方法が多いのも特徴だ。以下の4種類から好きなものを選べる。
注文方法 | 注文締め切り |
---|---|
注文サイト | 配達翌日の13時まで |
アプリ『パルシステムアプリ』 | 配達翌日の13時まで |
アプリ『webカタログ』 | 配達翌日の13時まで |
注文用紙 | 配達当日 ※配達担当が回収 |
この中で僕が普段使っているのが、注文用紙を使っての方法。カタログを見ながら注文できるから、視認性があって楽しいんだ、これが。
パソコンやタブレット、スマートフォンを使っても注文できるから、好きな注文方法を選んでみよう。
商品の受け取りが楽
生協(コープ)は商品の受け取りが楽なのも特徴。玄関先に置いてある商品を回収するだけだ。
外に出て対応しなくてもいいの?
しなくてOK。置き配みたいな感じで、決まった時間に持ってきてくれる
10年以上利用していて、玄関で対応したのは1度だけだ。まずない。
配達時間も決まっているから、決まった時間以降に玄関先を見たら、必ず置いてある。僕みたいなコミュ障にとっては、非常にありがたいシステムだ。
欲しい商品を吟味して選べる
生協(コープ)は、注文書が手元に届いてから注文するまで1週間のタイムラグがある。つまり、1週間の中で欲しい商品を吟味できる。
これがスーパーでの買い物だと、そうはいかない。その場にある物を買わないといけないから、勢いで買ってしまって後で「なんでこれ買ったん……?」と後悔した経験は誰にでもあるだろう。
特に空腹は最大の敵。食べられる気がして、めちゃくちゃ買っちゃう
でも生協(コープ)ならそれがない。1週間もあるから、勢いで注文しても後で正気に戻れるのだ。
いらない場合は何も買わなくてもOK
生協(コープ)の注文書が来ると、つい「注文しなきゃ!」となってしまうんだけど、ぶっちゃけ注文しなくていい。
次回も通常通りに回収してくれるから、注文書を渡すだけで継続できる。もし注文書を渡すのを忘れていた場合でも、Webサイトやアプリを使えば問題ない。
何か1つでも注文していないといけないのかな?
なんて考えている人も、安心して利用して欲しい。
配送料が安い
生協(コープ)といえば、配達だ。配達と聞くと配送料が気になってくるが、実際問題、そこまで高くない。というか、かかっていないケースも多い。
試しに、うちで利用している「コープしが」の配送手数料を見てみよう。
基本料 | 利用料(変動) | 配達手数料(合計) |
---|---|---|
66円(税込み73円) ※商品配達がない場合でも必要 | 商品購入なし:0円 | 66円(税込み73円) |
4,000円未満:160円(税込み176円) | 226円(税込み249円) | |
8,000円未満:140円(税込み154円) | 206円(税込み227円) | |
12,000円未満:110円(税込み121円) | 176円(税込み194円) | |
12,000円以上:90円(税込み99円) | 156円(税込み172円) |
結構安いでしょ?
個別の価格に焦点を当てると、生鮮食品を含めた食料品はスーパーと変わらない価格だ。うちの近くの平和堂と比べても一緒。むしろ生協(コープ)の方が安いすらある。
じゃあ、どこで利益を上げてるの?
冷凍食品や雑貨、全国のお土産が高い。ちょっと高めの金額設定にしてる
個人的に、冷凍食品に関してはスーパーがオススメ。特に激安スーパーの安さは異常。
逆に、水などの飲料は生協(コープ)で買うと玄関先まで運んでくれるから、めちゃくちゃ楽だ。Amazonよりも遙かに安いし、費用の節約にもなる。
お得なサービスが多い
生協(コープ)は食料品や雑貨を注文するだけじゃない。他にもお得なサービスがあるんだ。以下。
- お弁当宅配
- CO・OP共済
- ネットスーパー
- くらしと生協(衣料品やインテリア雑貨)
- 福祉・介護
何か追加で欲しい場合は、ネットスーパーで注文すると爆速で届く。近くにリアル店舗がある場合は、そっちを利用してもOK。
衣料品やインテリア雑貨は、地味に良いものが揃っているから、注文書と一緒にチェックしてみると良いだろう。
ベビー用の宅配サービスがある
生協(コープ)には、ベビー用の宅配サービスがある。小さな子どもがいる親もニッコリ。以下のサービスを利用できる。
- ファーストチャイルドボックス:第1子出産手予定の人にファーストチャイルドボックスをプレゼント
- きらきらステップ!
- 赤ちゃん・子育て割引
きらきらステップは、離乳食・幼児食をメインに扱っているサービスだ。5ヶ月~3歳児の頃に抱きやすい食べ物に関する悩みを解決してくれる。
栄養バランスや原材料にこだわっているのはもちろん、冷凍食材やレトルトパウチ商品も多いから、作るのも手軽だ。
また、子育て世代には嬉しい割引もある。宅配料金が小学校に入学するまで無料になるから、何かと入り用な頃に利用しても負担になりにくいだろう。
生協(コープ)を利用するデメリット
生協(コープ)は利用するメリットが多いんだけど、デメリットももちろんある。特に以下の3つは利用していると毎回感じるものだ。
- スーパーより高い商品がアル
- 商品が届くまで時間がかかる
- つい買いすぎてしまう
スーパーより高い商品がある
当たり前なんだけど、生協(コープ)で取り扱っている商品の中には、スーパーよりも高い商品が複数ある。宅配してくれているんだから当然だ。
ただ、数十円単位で高いとかそういったケースは、ほとんどない。数円単位の違いでしかないから、よっぽどのことがない限りは誤差の範囲だ。
商品が届くまで時間がかかる
商品が届くまで時間がかかるのは、生協(コープ)最大のデメリットと言っても良い。注文してからタイムラグが1週間あると、大概の場合は忘れている。以下を見て欲しい。
生協(コープ)の注文サイクルなんだけど、1週間は絶対に空く。
欲しい熱が消えた状態で手元に届く点は、少し残念な部分だ。
つい買いすぎてしまう
生協(コープ)を利用するなら気を付けて欲しいのが、買いすぎてしまわないかどうかだ。
というのも、注文する際は実際に商品を手に取るわけじゃなくて、注文用紙に書くかカートに入れるかのどちらかになるからだ。その場で商品を手に取るわけじゃないから、加減がわからなくなる。
Amazonのプライムデーがいくら安いからといって、バカみたいに買ったら痛い出費になるのと同じ。商品が手元にない状態で注文すると、請求額に目を見張る場合がある。
生協(コープ)を利用する方法
生協(コープ)を利用するのは簡単だ。以下の手順で進めよう。
生協(コープ)と一口にいっても住んでいる県で違う。まずは以下のURLで住んでいる地域の生協(コープ)を探そう。
なお、近畿圏の人は以下から探すと楽だ。
生協(コープ)はいきなり申し込みにはならないから、安心してくれ。まずは資料請求をして、自分に必要なのかどうかを判断しよう。
近くに生協の店舗があるなら、そっちで資料をもらう方法もオススメ。
生協(コープ)を利用してみようかなと思ったら、加入手続きをするだけだ。この際、事業や活動の元手になる出資金を徴収される。
各生協(コープ)によって異なるが、大体が1,000円程度。滋賀県は1,000円だった。
辞める場合には返金されるから、一時的な利用料金として支払おう。
生協(コープ)とは生活協同組合の略
生協(コープ)を利用するにあたって知っておきたいのが、そもそも生協(コープ)って何? という部分だ。
生協生協と呼んでいるけど、正式名称は生活協同組合。みんなが組合員になって、出資金と出して利用・運営していこうという組織となる。近いものでいえば、農協や漁協がそれに当たる。
引っ越した場合ってどうなるの?
みんなで運営する組織だから、会員情報は引き継がれるよ
異動や転勤などで引っ越したとしても、同一県内はもちろん、九州から北海道でも、組合員として生協(コープ)を引き続き利用できる。
こうした点は、協同組合ならではといえるだろう。
非営利な組織
生協(コープ)は運営するにあたって、役割を持つ人や会議体のある機関が設置されている。詳しい組織図については、以下のリンクを見てくれ。
日本では、消費生活協同組合法(通称:生協法)が制定されていて、生協はこの生協法によって運営されている組織だ。
生協法では以下のように記載されている。
第九条
組合は、その行う事業によつて、その組合員及び会員(以下「組合員」と総称する。)に最大の奉仕をすることを目的とし、営利を目的としてその事業を行つてはならない。
引用:消費生活協同組合法
Amazonや楽天のように、営利目的として運営されている企業とは大きく異なる。
いろんな名前の生協がある
一口に生協(コープ)といっても様々な名前がある。これが実にややこしい。以下を見てみよう。
- 生活協同組合・グリーンコープ・生活クラブ
- 大学生協
- 医療福祉生協
それぞれ違う法人となっている。
これにプラスして、地域別の名称がある。例えば、滋賀県の生協なら「コープしが」、奈良県なら「ならコープ」といった具合だ。お店ごとに取り扱える商品も違うから、初めて使う場合は混乱しかねない。
通常の企業とは少し違うのだと思っておこう。
組合員は出資者+利用者+運営者
生協(コープ)にとって、組合員はお客様じゃない。出資者であり、利用者であり、運営者だ。生活協同組合の名前からもわかるように、みんなで運営してみんなで利用する組織だ。
そのため、人によっては商品開発などに参加といった体験もできる。
通常の企業だと、利用者は文句を言うことしかできない。せいぜいが、株主になって口を挟む程度だ。
だが、生協は違う。みんなで運営する組織だから、自分の運営する1人として参加できる。
こうした点は、生協(コープ)ならではの魅力といえるだろう。
出資金は退会時に戻ってくる
生協(コープ)の出資金は、退会時に戻ってくる仕組みだ。安心して出資して欲しい。
また、年度末に利益が出た場合は、出資金額に応じて配当金が支払われるケースもある。ただ、最近はほとんどないから期待は禁物。しかも出資金に加算される形になるから、複利で増えていく形に近い。
出資金の配当金を気にするなら、楽天証券かSBI証券を解説してNISA口座でインデックス投資をした方が遙かに効率的だ
退会したら配当金の分も合わせて返金されるから、安心して出資しよう。
生協(コープ)は家族と注文書を見ている時間が1番楽しい
生協(コープ)を使っていて1番楽しいのは、正直、家族と注文書を見ている時間だ。
あーでもないこーでもない、とカタログを見ながら欲しいものを選んでいる瞬間が、最高に楽しい。
離れて暮らしたとしても、「そういや、あいつこれを良く注文していたなぁ」と思い出に浸れる。こうした体験は、生協(コープ)でないとできないものだ。
そういう意味でも、生協(コープ)はオススメ。
生協(コープ)は普段の買い物にプラスαを楽しめるサービス
生協(コープ)は、注文すると家まで配達してくれるサービスだ。生鮮食品や冷凍食品、雑貨に至るまで幅広い商品を取り扱っている。配達と聞くと高いイメージを持ってしまうが、実際はスーパーと同じくらいの価格なので、負担にはならない。
ただし、利用する際は出資金が必要だったり、商品が届くまで1週間かかったりといったデメリットもある。
生協(コープ)を利用する人は、今回紹介したメリット・デメリットを参考に利用を検討してみて欲しい。
なお、資料請求だけなら無料なので、気になるなら以下のリンクをクリックだ。