【AMG】アミューズメントメディア総合学院ってやばい?大阪校のOBかつ現役講師が解説する強みと注意点【必見】
クリエイターになって自分の好きなことをして生きていたい!
何かを表現する仕事で充実した毎日を送りたい!
このように考えている人にとって、クリエイターを要請する学校は候補の1つだ。気持ちは凄く分かる。僕も同じだったからだ。
世の中には大学と専門学校、フリースクールなど様々な学び場がある。今回紹介するAMG(アミューズメントメディア総合学院)も同じ。実際、僕もみんなと同じ想いを胸に扉を叩いたひとりだ。
今回は、クリエイターになりたいけど学ぶ場所で悩んでいる人向けに、AMGの卒業生かつ現役でAMG講師を務めている僕から、AMGについて解説していく。
実際にその場にいるからこそわかる良い点と悪い点を忖度無く書いていくつもりだ。
なに? 忖度するんじゃないかって?
んなことはしない。記事を見て判断するのは君たちなのだから、僕が忖度する理由は一切ない。そして入学してからの人生も、僕は全く保証しない。自分の人生の責任を取れるのは、自分だけだからだ。
以上を踏まえて、AMGに少しでも興味を持っている人の参考になれば幸いである。特に以下の人は、これからの判断の1つとして活用してくれ。
- 学校に通って夢を叶えられるか心配
- 通ったら必ずデビューできるの?
- どんな人たちに教えてもらえるのか気になる
少し長くなってしまっているが、自分の人生を決める大きな選択となるので、できれば最後まで読んでみて欲しい。その上で、入学するかどうかを決めることをオススメする。
AMGそのものについて知りたい人は、数カ所に資料請求用のリンクを貼っておくから、申し込んでみよう。何となくの雰囲気は掴めるはずだ。
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AMG(アミューズメントメディア総合学院)はプロから直接学べる学校
AMG(アミューズメントメディア総合学院)は、プロから直接ノウハウを学べる学校だ。在籍講師は全てプロ。なので、実地的なカリキュラムで構成されている。
僕も入学した当時、驚いたのだけど本当に現役で仕事をしている人しかいない。そのため、「あ、この人知ってる!」なんて講師がゴロゴロいる。この間なんて、講師控え室で講義の準備していたら、後ろに「伊倉一恵」さんがいてビックリした。劇場版シティハンターを観た直後だったから、特にね。
僕が所属しているのはAMG大阪のノベルス文芸学科なんだけど、TRPG好きなら誰もが知っている北沢慶先生もいる。最初は感動したものだ。
プロから知識や技術を直接学びたいのであれば、最高の環境だと言える。
そんなAMGだが、入学を考えるにあたって以下の2つは知っておいて欲しい。
- 東京都大阪の2ヶ所にある
- プロじゃないと講師を続けられない
東京と大阪の2ヶ所にある
大前提だが、AMG(アミューズメントメディア総合学院)は、東京と大阪の2ヶ所にある。在校生でいた際に感じた属性として、出身地が関東か関西かで通う場所が変わる印象を受けた。
僕がいたのは大阪校なのだけど、見事に滋賀県より西しかいなかった。滋賀県である僕が最も東側。同期だと九州は鹿児島、後輩だと沖縄出身の子もいたが、関東はいない。
これから入学を考えているなら、自分の住んでいる地域で通いやすい場所を決めると良いだろう。どちらもそれほど大濃いな違いは無い。ただ、学校の業態として以下のように異なる。
学校名 | 場所 | 業態 |
---|---|---|
アミューズメントメディア総合学院 | 東京 | フリースクール |
大阪アミューズメントメディア専門学校 | 大阪 | 専門学校 |
1番の大きな違いは、大阪は専門学校だという点。僕が在籍していた頃はフリースクールで卒業しても何の特典も無かったのだけど、今は「専門学校卒」という肩書きが付く。教えてもらえる内容は変わっていないから、肩書きだけが追加された形だ。
フリースクールの場合、高校卒業してすぐに入学しても、高卒のまま。就職する際に大きなデメリットとなるから、注意して欲しい。給料にも関係あるからね。
ただ、AMGの場合は卒業してすぐゲーム会社などに就職する人も多いから、あまり気にならない部分ではある。
ここでは一旦、東京と大阪では業態が違うとだけ覚えておこう。
東京と大阪で学べる学科の違い
入学するにあたって気になるのが、学科の違いだ。まとめてみたので、以下の表を見て欲しい。
東京校 | 大阪校 |
---|---|
ゲームクリエイター学科 | ゲームクリエイター学科 |
ゲーム・アニメ3DCG学科 | ゲームプログラマー学科 |
アニメーション学科 | ゲーム・アニメ3DCG学科 |
キャラクターデザイン学科 | キャラクターデザイン学科 |
マンガイラスト学科 | アニメーション学科 |
小説・シナリオ学科 | マンガイラスト学科 |
声優学科 | ノベルス文芸学科 |
声優学科 | |
動画・配信クリエイター学科 |
見てくれればわかるように、東京よりも大阪の方が学科が多い。1つの学科で学べる内容を、より細分化している形だ。
自分がやりたいことが決まっているのなら、大阪校の方が専門的に学べるだろう。一方の東京校は、漠然と学びたいものがある場合に活用しやすい。
入学してから「なんか違うな」と思ったら、希望を出せば学科の変更もできる。現時点で、自分が学びたいものを基準に選べばいいだろう。
講義や学祭などで学科をまたいで制作することもあるから、人脈を広げやすいのもAMGのメリットだ。
プロじゃないと講師を続けられない
AMGには沢山の講師がいる。もちろん、それぞれ専門分野で活躍している人たちだ。こういうと僕もそうなっちゃうのだから恥ずかしいのだけど、まぁ、そういうことになっている。
AMGで講師をするには、「プロとして生活できているかどうか」が基準となる。副業で少しだけ稼いでます、なんて人は講師になれない。
プロから直接教わりたい人には、最高の環境なのは言うまでもない。しかも直接アドバイスをもらったり指摘を受けたりできるから、やる気のある人間ほど成長できる。
上手く関係性を作れたら、仕事を紹介してもらうことすら可能だ。
プロじゃないと講師を続けられないからこそ、入学すれば大きな恩恵を受けられるのがAMGなのだ。
OB・講師から見たAMG(アミューズメントメディア総合学院)をオススメする理由・強み
先にも言ったが、僕はAMG大阪校がフリースクール時代のOBで、かつ専門学校である今は講師をしている。生徒・講師の両方の視点からAMGを見ている人間だ。
そんな僕がAMGをオススメする理由・強みを紹介する。特に以下は実感した部分なので、要チェックだ。
- 頑張れる土台を身につけられる
- 同じ夢を持つ仲間と出会える
- 今の技術・トレンドを知れる
- 在学中にプロデビューできる機会が多い
- 卒業後もずっとフォローしてくれる
頑張れる土台を身につけられる
AMGで学べるのは、基礎とマインドだ。どのように作品を作り、どのように表現するのかを学べる。その場で無理矢理プロデビューさせるのではなく、卒業後もずっと1人で頑張れる土台を身につける環境となっている。
事実、僕もAMGのノベルス学科(現:ノベルス文芸学科)を卒業してから出版社の営業に病院の地域連携室と、小説とほとんど関係のない仕事をしてきたが、今こうして文章で飯を食えているのは、AMGで身につけた考え方・スキルがあってこそだ。
卒業生たちと会うと、集まる度に「卒業してからようやく学んだ内容がわかった」と口を揃えて言っている。皆、今は作家やシナリオライターとして活躍している人たちばかりだ。
AMGに在学する期間は2年と短い。その間で、卒業した後の数十年間で通じるノウハウを学べるのだから、入学する意味は大きい。最初の数ヶ月は、頭をガツンと殴られた気分になるだろう。それくらい、強烈な体験ができる。
僕も入学して早々にショックを受けた口だ。「今まで自分が生み出してきたものは何だったんだ……」と結構ヘコんだ。
だが、その経験があるからこそ、今がある。卒業後も自分の好きなこと・得意なことで充実した生活を送りたいと考える野なら、頑張れる土台を身につけられるAMGは最適な場所だろう。
同じ夢を持つ仲間と出会える
AMGに入学すると、自分と同じ夢を持つ仲間と出会える。この意義は非常に大きい。ひとりでは目指すのが難しくても、仲間といることで勇気づけられるからだ。
僕は小説だったのだけど、周りで文章を書いている人間は全くいなかった。そんな状態で創作だけをしていたものだから、充足感はあってもどこか孤独だった。「このままひとりで頑張らないといけないのか……」と思うことが何度もあった。
だが、AMGに入学すると、自分と同じく小説を書くのが好きな人間が沢山いた。救われた気分になった。彼らとの繋がりは今でもあるし、近況報告なんかで集まると刺激にもなる。
AMGで学ぶのは、たった2年間だ。残り数十年間はひとりで頑張らないといけない。だからこそ、同じ夢を持って同じ学び舎で学んだ仲間の存在は、何よりも助けになる。
同じ夢を持つ仲間と出会えるのは、それだけ大きい意味を持っているのだ。
今の技術・トレンドを知れる
AMGに在籍している講師は、全員が現役だ。それぞれが第一線で活躍しているからこそ、今の技術やトレンドを学べる。
「それくらいネットでもわかるわい」という人もいるだろうが、たぶん無理だ。どんな業界でもネットに出ているのは最先端から一歩遅い技術・スキルとなる。要は時代遅れなのだ。だって、効果を測定してからでないと確実な情報を公開しないもの。
当たるか外れるかはともかくとして、今の技術・トレンドを学べるのは非常に大きい。それを活かせば、大きな武器にもなるだろう。
少なくとも、ネットで情報を集めている人間とは一線を画す存在にはなれる。
こうした技術を学べるのは、現役プロが講師をしているからこそ。ネットよりも濃い情報を得られるのは、非常に有益だ。
在学中にプロデビューできる機会が多い
AMGは在学中にプロデビューできる機会が多い。というのも、AMGが内部に出版などのエンタメ部門を抱えているからだ。以下にまとめてみた。
AGMグループ名 | 事業 |
---|---|
AMG出版 | マンガ イラスト ノベルス シナリオ ゲームシナリオ 携帯コンテンツ制作 |
AMGホール | アーティストライブ 演劇 アフレコライブ 各種イベント向け多目的ホール |
AMG STUDIO | アニメ 外国映画アフレコ |
AMG MUSIC | ヴォーカリストの育成 音楽レーベル運営 |
ProductionA | 声優 ヴォーカル アーティストマネージメント |
アットエンタテイメント(株) | 洋画買付 配給 ビデオ発売 販売 |
アメイジング D.C. | 音楽/映画CD・DVD配給、販売、販促 |
AMG GAMES | ゲーム・アプリケーション開発 |
AMG アニメ・声優事業部 | アニメーション制作 |
実に多い。全部まとめて「AMG GROUP」だ。
表を見てくれればわかるように、映像化するにあたって声優学科の生徒が出演できたり、ノベライズでノベルス文芸科やキャラクターデザイン学科の生徒が手がけたり、といった形で参加できる。実際、僕の同期でも作家デビューしたりアイドルの歌詞を書いたりした人がいる。
プロを目指すにあたって、実績は大切だ。最も評価される指標と言っても良い。在学中に学校の力を借りて実績を作れるのは、これからプロを目指す人間にとって貴重な第一歩となる。営業する際にちゃんと言えるしね。
制作スタッフに覚えられれば、次回にも繋げられるだろう。
そうした意味でも、AMGに入学する意味は大きいと言える。
卒業後もずっとフォローしてくれる
AMGは、卒業後もずっとフォローしてくれる。普通、卒業したら「後は1人で頑張ってね」ってなるもんなんだけど、AMGは違う。何年経とうと面倒を見てくれる。
僕の場合はノベルス文芸学科だからそこを中心に話すのだけど、ノベルス文芸学科の場合、プロの講師に1対1でアドバイスをもらえる「チューター添削」というものがある。これ、在校生はもちろん卒業生でも参加が可能。もちろん無料。破格だ。
現在、ゲーム会社でシナリオライターをやっている同期がいるんだけど、その人は小説家になりたいから公募を目指して今でも定期的にチューター添削を受けている。そのおかげか、在学中より遙かに実力がついている。
やる気のある人だけが得をするシステムだ。だが、それでいい。それこそがプロなのだから。
しかも卒業しても、特別講義や作品を見せ合うミーティングなんかには参加できる。自分以外の人から刺激を受けられる環境が整っているのだ。もちろん無料だ。交通費くらいしかかからない。
卒業生向けに仕事の依頼も入る場合もあるから、そこで実績を残せばプロへの足がかりにもなる。2年間という短い機関しか学べないが、卒業してからもずっとフォローしてもらえるのは、AMGならではだ。
AMGは本人のやる気さえあれば、卒業後してからもずっと頼れる存在なのである。
OB・講師が教えるAMG(アミューズメントメディア総合学院)に入学する上で知っておいて欲しいこと
AMGには多くの強みがあるが、それだけじゃない。夢を見て入学しても、実際は思い通りにならないことがほとんどだ。
そうならないために、卒業生としての実体験を基に、知っておいて欲しいことを紹介する。未来の後輩に向けたアドバイスのようなものと思ってくれていい。
以下の6つはとても大切なので、知っておこう。
- 在学中にデビューはまずできない
- 入学しても必ずプロになれるわけじゃない
- 教わる内容は講師によって違う
- 卒業してからが本番
- 最後に頑張るのは自分
- 卒業しても肩書きを活かせない
在学中にデビューはまずできない
AMGはプロデビューできる機会が多いと言ったが、ほとんどの人はできない。なぜなら、デビューするにはコンペを勝ち上がらなければいけないからだ。
コンペとは「コンペティション」の略で、簡単に言えば公募。つまり、公募で「この作品を使って商品を作りたい!」と思わせなければならない。
コンペは2種類あって、以下のどちらかに応募する形となる。
- AMG内でのコンペ
- AMGを含めた外部から募集しているコンペ
この内、当選率が高いのはAMG内でのコンペだ。傾向としては東京の方が受賞率が高いが、人数の関係だろうという印象。大阪校でも商業デビューしている生徒はいるから、あまり気にしなくてOK。
一方の外部から募集するコンペは、アマチュアはもちろん専門学校生やプロまで様々な人を相手に選ばれなければいけない。ハードルは一気に上がる。
ただ、どちらにせよデビューできるかどうかは実力に加えて運が大きい。とはいえ、プロも運が回ってきた時にすぐ行動できるかどうかが重要だから、ぶっちゃけプロになっても運は大切。
AMGはそのカリキュラムからも、徹底的に基礎を学ぶ場所だ。卒業後も何十年と渡って活用できる技術を身につけるからこそ、在学中のデビューは難しくなる。
手っ取り早くデビューしたい人には合わないだろう。
入学しても必ずプロになれるわけじゃない
AMGに入学する際、どうしても考えてしまうのが「入学したらプロになれる!」というもの。気持ちはわかる。夢だもんね。誰だって叶えたいし、理想の自分になりたい。
だが、厳しいことを言うが入学しても必ずプロになれるわけじゃない。むしろ、ほとんどの人がなれない。
- 忙しくて夢を諦める
- 実力がないとわかって夢を諦める
- 日々を過ごす内に自然消滅する
このどれかに当てはまる。いくつもの世代を見てきたが、30人いたらプロになれるのは2~3人くらいだ。それ以下はあっても、それ以上の数にお目にかかったことはない。
つまり、1/10くらいの割合でしかプロになれないと考えておこう。
本気で目指している人間しか頭角を現せない世界なのだから、当然だ。本気でプロになりたい人だけ挑戦しよう。
教わる内容は講師によって違う
AMGに入学すると戸惑うものの1つに、「教わる内容が講師によって違う」というものがある。知識が付いてくると、みんな言っていることが正しいとわかるのだけど、生徒として教わっていると「結局何が正しいの?」となる。
正解は、どれも正しい、だ。
僕もそうだが、プロは自分なりのやり方を持っている。自身の失敗や成功に基づいた方法なのだから、人によって違うのが当たり前なのだ。
そのため、教わる内容が大きく違うなんてザラ。大切なのは、その中から自分に合った方法を選ぶことだ。この点が、高校のように教師から教わった内容がそのまま正解になる世界とは違う。
教わる内容が講師によって違う点は、入学して最初に戸惑う部分だと思うから、覚えておこう。
卒業してからが本番
AMGは在学中にプロデビューできるわけじゃないと、先ほど言った。ではいつか。卒業してからだ。卒業してからどれだけ頑張れるかが、君がプロになれるかを大きく左右する。
だからこそ、AMGは卒業後のフォローを手厚くしてくれているのだ。
何しろAMGに在籍するのは、たった2年。その間に卒業後も頑張れる基礎を叩き込み、その上で夢に向かって頑張らなくてはならない。実に厳しい。全く保証してくれていない。
だから、卒業してからは仕事をしながらプロという夢を目指さなければいけない。ハッキリ言って、めちゃくちゃキツい。実際に働きながらプロを目指していた僕が言う。まともな精神で目指せるもんじゃない。
僕の場合、運良く心身がぶっ壊れそうになったから退職した勢いで独立しちゃったのだけど、まともな人はそんなイカレた選択肢をまずしない。働きながら片手間で夢を目指すことになる。
卒業後は、心身の管理はもちろん、どんな状況でも頑張れるタフネスさが求められる。夢を手放すか手放さないかを選ばなければいけない時が、必ず来る。
だけど安心して欲しい。プロになったらもっとしんどい。しんどい中でも頑張れるだけの力は、AMGにいれば必ず身につけられる。結構な数がフェードアウトするけど、仲間もいる。
卒業してからが本番だ、と入学前に覚悟しておこう。覚悟がガン決まりな奴は、大体化ける。保証する。
最後に頑張るのは自分
AMGに入学するというよりも、プロを目指すにあたって意識して欲しいことがある。それは、「最後に頑張るのは自分」ということだ。
確かにAMGは卒業後もフォローしてくれる。デビューのために大きな力になってくれるのは間違いない。
だが、その後。プロになってからは、自分の力で頑張らなくてはならない。夢を目指しているとつい忘れてしまうのだけど、プロになるのはただの通過点でしかないのだ。
みんなが最終的に目指さなければいけないのは、「自分の好きなことで飯を食っていく」姿に他ならない。プロデビューしたところで、ただのスタートラインに立っただけだ。
文章を書くプロとして生活していて常に感じているのだが、プロになるよりもなってからの方が遙かにしんどい。頼れるのが自分の力しかないのだから、大海原に一人放り出されたかのような感覚になる。
その状態を楽しめるかどうかが大切だ。
AMGは在学中よりも、卒業後こそが本番となる。最後に頑張るのは自分だと、心積もりをしてスキルを身につけていってくれ。
卒業しても肩書きを活かせない
AMGを卒業しても、残念ながら肩書きを活かせない。ここで言う肩書きとは、AMGというブランドではなく、学歴の方。わかりやすく先ほど挙げた表を掲載しよう。
学校名 | 場所 | 業態 |
---|---|---|
アミューズメントメディア総合学院 | 東京 | フリースクール |
大阪アミューズメントメディア専門学校 | 大阪 | 専門学校 |
注目して欲しいのは「業態」だ。東京校ではフリースクールとなっているため、卒業しても何の学歴も得られない。高卒で入学したら、卒業しても高卒のままだ。
一方の大阪校は専門学校なので、専門学校卒の学歴がつく。
何だそんなことかと思うかもしれないが、かなり重要なポイントだ。何しろ世の中で人を判断する指標の1つに学歴がある。フリースクールに入学するのは、卒業までに就職できないと非常に不利なのだ。
もちろん、卒業までに進みたい業界に就職が決まっているのなら、何も問題は無い。学んだ内容を思う存分活かそう。
だが、就職できなかった場合は、夢を目指すと同時に就職活動がセットでついてくる。これが結構キツいのだ。
特に創作系は注意が必要。目指したい業界に近い業種に就職しないと、夢を目指す気力すらなくなっていく。精神がすり減っていくのが自分でもわかるから、本当に辛くなる。
僕は大阪校のフリースクール時代に在籍していたんだけど、正社員として就職できたのは30人中で僕を含めて3人だけだ。それ以外はみんなアルバイトか契約社員になった。
もちろんシナリオライターの契約社員になってバリバリ働いている同期もいるから、本人の頑張り次第でもある。
ただ、世間で重要視される学歴という肩書きを活かしにくい点には注意しよう。学ぶ内容も創作というニッチな部分なので、キャリアセンターに相談し、自分が目指したい道を慎重に検討するよう心がけて欲しい。
AMG(アミューズメントメディア総合学院)は夢と向き合い目指すための場所
AMGは、現役のプロ講師から仕事で活かせるノウハウを学べる場所だ。2年という短い期間ながらも、卒業してからずっと活かせるマインドや能力を身につけられるため、通う意義は大きい。
AMG自体がエンタメの部署を抱えているから、比較的プロデビューしやすい場所だ。実際に生徒として通い、現在はプロとして生計を立てながらAMGの講師をしている僕の目から見ても、メリットは確かにある。
一方で、確実にデビューできるわけではない点には注意しよう。幻想を抱かず、夢に向かって愚直に努力できる人間だけが結果を残せる。それはプロデビューしても同じだ。
卒業後はずっとフォローしてくれるから、フル活用すると夢に近付けるだろう。僕自身、そうした人を何人も見ている。人間が死ぬ時に後悔するのは、「自分のやりたいことをやらなかった」だ。後悔のない人生を送るためにも、気になっているなら挑戦も考えてみよう。
以下にAMGのリンクを貼っておく。資料請求は無料でできるから、まずは資料を取り寄せてから、他の専門学校と比較してみると良いだろう。オープンキャンパスに参加すれば、講義の内容を肌感覚で掴めるからオススメ。
今回の記事が、少しでも参考になったのなら幸いだ。もし大阪校に入学したのなら、会える日を楽しみにしている。