YouTubeは倍速再生が良い?→ぶっちゃけすぐに慣れます【体験談】
YouTubeの倍速再生が出来るようになって久しいが、実際どうなのだろう? と思っていた。
というのも、倍速したら当然みんな早口になるわけで。脳みそが処理できるか疑問だった。だって早口だもん。2倍で人が喋ったらしんどいでしょ、普通に考えて。
しかし、時間は惜しい。普通の人が20分かけて見ている動画を10分で見られたら、めっちゃお得。10,000円が5,000円に安くなったらめっちゃ嬉しい。つまりそういうことだ。
ということで、ここ一週間ほど倍速でYouTubeを見ていたのだが、結論から言うと全く問題なく慣れた。2024年7月に再度記事をリライトしているが、もう2倍速じゃないと落ち着かない体になってしまった。
むしろ今では3倍速で再生している。もう元に戻れない……!
なので、今回は倍速で見るに当たっての疑問に答えていく。
- YouTubeの倍速のやり方ってどうやるの?
- 倍速再生に慣れるか自信がない
- 等倍と倍速での動画の違いは?
って人には参考になる。1度慣れると倍速から抜け出せなくなるので注意だ。
YouTubeの倍速再生は全くしんどくない
そもそも倍速にするとしんどそうと思っていないだろうか?
わかる。僕もそうだった。
しかし見たい動画が増え続けると時間が全く足りない。何故1日は48時間ないんだ!
だがそんな悩みをスパっと解決してくれるのが、1日の時間を増やさずに動画を倍見られる倍速再生だ。
人間の脳は良くできていて、何度かやっていると慣れてくる。最初は負担に感じても、10本ほど見れば違和感を覚えなくなる。
そもそも何故倍速で見るのか
そもそもだが、倍速して動画を見る人の理由は様々あるだろうが、大半は「時間が無いから」になると思う。僕もそうだ。日々、見たい動画が投稿されていく。
だからこそ、等倍で見ていては全く追いつかない。お気に入りのチャンネルが増えていくにつれ、その負担は大きくなっていた。だって、好きなチャンネルの動画は全部見たいもの。
毎日忙しい人も同じだろう。勉強のためや娯楽のために見たいけど、時間が足りない。
そんなあなたの強力な味方になってくれるのが「倍速」なのだ。
倍速のやり方
倍速は簡単にできる。ブラウザやアプリも共通で、「歯車のマークを選択し、再生速度を変える」だけだ。一瞬で終わる。
- 再生画面に表示されている歯車のマークをクリックかタップする
- 再生速度を「2.0」にする
ちなみに倍速はYouTubeだけの機能ではなくて、HTML5上で再生される動画なら大体できる。ニコニコ動画やdアニメストア、Netflixでもできる。
ただ、アニメや映画に関しては等倍で見るからこその面白さが凝縮されているので、オススメはしない。
映画やドラマ、アニメの持つ「独特の間」は視聴者を引き込むための要素なので、ストーリーを追いたいだけの人だけ倍速で楽しむといい。
3倍速以上はプラグインが必要
YouTubeの倍速再生は、公式だと2倍速までが限界だ。3倍速、4倍速にするにはプラグインが必要になる。
オススメは、Enhancer for YouTubeというプラグイン。GoogleChromeなら拡張機能として配布されている。以下のリンクからインストールしてみてくれ。
設定できる項目がめちゃくちゃ多いから、YouTubeを快適に視聴するならこれだけでOK。例えば以下の操作が簡単にできる。
- マウスで音量調整
- コメントスクロールの際に自動的に再生画面が追従する
- 音量ブーストで動画の音量が小さくても聞きやすくできる
他にもできることが無限にあるから、自分なりにカスタマイズしてくれ。
ただ、広告ブロック機能はない。YouTube公式が禁止したからだ。広告を見たくない人は、Braveを使うかYouTubePremiumに課金しよう。
倍速は慣れると普通の速度
当たり前だが、倍速再生は速い。みんなが早口になるから、最初は戸惑う。ゆっくりを使った実況や解説に親しんでいる人なら、「ゆっくりが速く喋った時が通常のスピードになる」と言えば伝わるだろうか。
なので、最初はかなりきつい。意識して耳を傾けないと脳が処理しきれない。環境が変わるというのは、脳に負担を与えるのだから仕方ないことではある。急に倍速の世界に放り込まれたら、誰だってそうなる。
慣れないうちは1.5倍速から始めるとベスト
YouTubeなどの倍速再生を始めるなら、いきなり2倍にするのではなく1.5倍からにすると良い。実際にやってみて感じたのだが、1.5倍だと等倍とほとんど変わらないように感じる。慣れるためにはもっとも良い速度だ。
1.5倍に慣れたら段階的に速度を上げていけばいい。YouTubeなら「1.5 → 1.75 → 2.0」みたいな感じだ。
大切なのは、自分に合った再生速度を見つけること。急に倍速にすると疲れも溜まるから、慣れないうちは気持ち速め程度の再生速度がオススメ。
知識を大量に仕入れるなら倍速
YouTubeを含めてインターネットでは常識ではあるが「情報の正誤」というのは常に付きまとう。このブログだってそうだ。必ずしも正しいわけじゃない。そういう意味もこめて、倍速で知識を大量に仕入れるというのは難しい面を持つ。
倍速で情報を得るなら、自分にとって有益だったり心地よい情報はもちろん、不快に感じる情報も得た方が良い。どうせ倍速だ。耳に痛くてもすぐに流れていくから、等倍なら画面を叩き割っているような意見や情報でも案外苦にならない。
それよりも、知識をできるだけインプットして整合性を確かめ、自分なりにアウトプットする方が、はるかに人生が楽しくなる。倍速再生は、人生をよりカラフルにするための簡単な方法なのだ。
ただし本当に知識を増やしたいのなら、本に勝るものはない。本の要約チャンネルを見て興味がわいたのなら、実際に買って読んでみるのもオススメ。全く違う感想を得られる。
YouTubeを倍速する時の注意
YouTubeを倍速再生して見るのは良いことばかりじゃない。ここからは映像作品以外の面で感じたデメリットを紹介する。倍速再生をしたいと考えている人は注意してくれ。
音楽が倍速になる
YouTubeとかで音楽を聴きながら作業をしていたのだが、倍速設定をしてからは聞けなくなった。再生速度を都度都度変更すればいいのだけど、ぶっちゃけ面倒くさい。いちいち設定を元に戻すのは地味ながら結構な手間なのである。
パソコンの場合はタブを増やせば解決するのだけど、スマホだとそうはいかない。スマホでYouTubeを見ている人は特に気をつけて欲しい。
また、似たようなところで環境音も向かない。川のせせらぎとか、田舎の夏とかそういう環境音だ。くっそ忙しなくなる。川のせせらぎは倍速により洪水へと変貌する。落ち着かんわ。
作業用BGMとして使っている人は要注意だ。
アプリによっては起動の度に速度変更が必要
アプリでも倍速再生はできるが、アプリを消すと速度が等倍へと戻っている。基本的に等倍で見て欲しいからだろう。わかる。でも倍速で見たいんだよ!
倍速で見る場合は、再生速度を変更し続けるか、アプリを常に起動させておかないとけない。手間とバッテリーを消費するので、どちらが良いかは各々の判断に委ねられている。僕は手間を選んだ。
また、当たり前だが広告は倍速にならない。一番倍速にして欲しいものは通常再生のままだ。倍速に慣れれば慣れるほど、課金して広告を取りたくなってくるのはデメリット。
なお、広告をブロックするソフトを入れることで快適に視聴は可能。詳しくは以下の記事。
もしくは「Brave」というブラウザをインストールするのもオススメ。こっちは広告をブロックする機能を搭載しているので、ほぼ表示されない。
UIもGoogle Chrome準拠だから使いやすい。ただ拡張機能がほとんどないので、快適に使うにはちょっと物足りなく感じるだろう。以下にリンクを貼っておく。
自分も早口気味になる
これはもう仕方ないのだが、ずっと倍速で人が喋るのを聞いていると自分も早口になってしまう。それが標準の喋り方だと頭が処理してしまうのだろう。これが良くない。
なので、人と話す時は意識してゆっくり気味に喋るとちょうど良くなる。「最近早口だね」と言われるようになったら気をつけよう。倍速の影響をめちゃくちゃ受けている証拠だ。
YouTubeの倍速再生は慣れるまでしんどいだけ
YouTubeの倍速再生は非常に快適だ。だが、再生速度に慣れるまでがしんどい。実際に倍速再生してみようかなという人は、最初の段階で諦めてしまう人がほとんどだ。脳みそが再生速度になれるまで時間がかかってしまうからだ。
特に歳を取れば取るほどその傾向は強くなっていく。急な変化は誰だってしんどい。しかし倍速再生は、会得さえすれば時間を有効に使える手段のひとつだ。それも、誰でも簡単に時間を捻出できる魔法の方法である。
- 倍速のやり方は簡単
- いつでも等倍に戻せる
- 倍速は10本見れば慣れる
- 1.5倍速なら等倍とほとんど変わらない感覚で視聴できる
急に2倍速はハードルが高いと思うので、試しに1.5倍速くらいから始めてみることをオススメする。思っている以上に等倍と変わらないことに気がつくはずだ。